競馬にべットできる日本語対応ブックメーカーを4つ紹介!各ブックの控除率も紹介
- 2021/05/11
- 2023/06/30
日本語対応ブックメーカーの中には、競馬でのベットを用意するところが存在します。ただ、競馬についてはブックメーカーごとにその扱いがまちまちで、日本のレースについても対応が異なります。
この記事では競馬に対応している日本語対応ブックメーカーを取り上げ、どのような競馬を扱っているか紹介していきます。
また、気になる控除率もチェックしていきますので参考にしてください。控除率は国内競馬の控除率(20%)と比較していきます。
目次
競馬を扱っている日本語対応ブックメーカー
私が知っている限り競馬を扱っている日本語対応ブックメーカーは、下記の4つです。
- William hill(ウィリアムヒル)
└最大手かつ老舗であるブックメーカーの代名詞的存在 - Sportsbet.io(スポーツべットアイオー)
└ビットコインなどの仮想通貨(正確には暗号資産)を活用できる新進気鋭のブック - NetBet(ネットべット)
└サッカーとカジノに力を入れていて娯楽性が高い - Bet channel(ベットチャンネル)
└独自のスタイルを貫く個性的なブック
ブックメーカーにおける競馬の注意点
通常ブックメーカーは独自のオッズをつける「ブックメーキング方式」を採用していますが、「パリミュチェル方式」を採用するベットチャンネルのようなところもあります。
パリミュチュェル方式を採用しているのはごく一部なので、基本的には「ブックメーカーでの競馬ベット=その時のオッズに従った払戻」と考えて下さい。
パリミュチェル方式ですと、ベットしてからオッズが変動するため、自身の望むオッズで勝負できず「ベットしたあとオッズがどう変化するか」まで読む必要があります。
通常のブックメーキング方式ですと、ベットした際のオッズで払戻が確定します。ベットした後、大きく変動しても影響を受けません。
また『SP』という表記を用い、最終オッズまで数値を出さないレースも存在します。
これは対象ブックメーカーが「その国の競馬をどう扱うか」によって変わってきます。『SP』方式の競馬に関しては、レース後に表示された最終オッズを元に控除率の計算を行っています。
それでは実際に競馬を扱うブックメーカーごとに対象レースと控除率を見ていきましょう。
「ウィリアムヒル」における競馬
ブックメーカーにおける競馬ベットの大本命と言えるのがウィリアムヒルです。取り扱う競馬が豊富なため、対象となる国を切り替えるタブがあるほどです。
ちなみに日本の競馬は『rest of the world(その他の地域)』に含まれています。
英国本拠だけあって取り扱いは豊富
競馬が文化的に根付いている英国を本拠地とするウィリアムヒルだけあって豊富な種類の競馬を扱っています。
また競馬に重きを置いているのか、モバイルではトップページからすぐアクセスできる位置に表示されています。
赤い枠で囲んであるのが競馬です。ページの真ん中に堂々と鎮座していますね。もちろんメインメニューを開いてそちらから選択することもできます。
英国、アイルランド、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、日本、フランスなど各国の競馬をウィリアムヒルでは取り扱っています。
ブックメーカー随一といって言いラインナップです。
海外の競馬と控除率
海外のレースを見てみましょう。
下の画像は英国のニューベリー競馬場でのレースです。こちらはオッズがきちんと提示されている、ブックメーカーでおなじみのスタイルです。
計算したところ払戻率が82.8%となったので、控除率は17.2%となります。一般的な競馬の控除率は20%ですので、いくらか有利にベットすることが可能です。
次は日本のレースを見てみましょう。
日本の競馬は特殊な扱い
ウィリアムヒルで扱う日本の競馬は『SP』方式をとっており、オッズを見て賭けることができません。
▼下のサンプル画像のオッズは過去のレースのものです。
計算したところ、払戻率が77.36%となり、控除率は22%以上になりました。これですと、一般的な競馬の控除率より高くなってしまうので、お得にベットできたとは言えません。
もちろん、レースによっては控除率が20%以下になることもありえるでしょう。
とはいえ、『SP』方式のレースにベットする時は「オッズが分からないため効果的なベットができるとは限らない」と覚えておくのが良さそうです。
「スポーツべットアイオー」における競馬
法定通貨と仮想通貨という二種のウォレットを使える、とても出入金がしやすいブックメーカーであるスポーツべットアイオー(Sportsbet.io)の競馬を見ていきましょう。
通常、ブックメーカー内では競馬もスポーツメニューに含まれますが、スポーツべットアイオーでの競馬は独立したメニューになっています。
スポーツから独立した競馬メニュー
下のサンプル画像はモバイルのものです。
競馬は上部に並んでいるスポーツメニューとは別に用意されています。赤い枠で囲んでいる部分です。いくらか画面を下にスワイプさせないと見つかりません。
どのような競馬を扱っているかについては、下の画像のようにアナウンスされています。
アジア枠として日本の地方競馬が取り上げられているのが分かりますね。他にもアメリカ、フランス、オーストラリアとニュージーランドの競馬が楽しめます。
海外の競馬と控除率
オーストラリアのクランボーン競馬場でのレースをピックアップしてみました。こちらはオッズが表記されているレースです。
計算してみると、払戻率は76.9%となり、控除率は23%程度となります。通常の競馬よりやや控除率が高いです。
日本の競馬と控除率
日本の競馬を見てみましょう。ウィリアムヒルと同様の『SP』方式をとっており、事前にオッズを知ることはできません。
園田競馬場で行われたレースの過去データを拾い計算すると、74.58%という払戻率が出ました。25%近い控除率になります。一般の競馬と5%ほど差がある上にオッズがチェックできないのでメリットを見つけにくいですね。
各種仮想通貨(暗号資産)で出入金できるので、持っている仮想通貨で入金しそのままベットできるというメリットはあるでしょう。
「ネットベット」における競馬
サッカーに力を入れており、娯楽性も高いネットベット(NetBet)でも競馬を扱っています。
競馬はメニュー内にきちんと収まっていて、すぐに見つかります。
赤い枠で囲んであるのが競馬メニューです。これまで取り上げてきたウィリアムヒルやスポーツべットアイオーに比べると、扱うレースはそう多くありません。
英国とアイルランドのほか、南アフリカ、フランスなどのレースを取り扱っています。南アフリカのレースを取り上げるのは珍しい印象です。
日本の競馬は取り扱いなし
残念ながら日本の競馬は取り扱い対象外となっていました。
よって海外のレースのみを取り上げ、その控除率を計算していきます。
海外の競馬と控除率
レースのデータはアイルランドのレパーズタウン競馬場のものです。オッズはレース前に表示されるタイプです。『SP』方式に比べるとオッズを事前に確認できるのでやりやすいですね。
計算してみると、77.5%の払戻率となり、控除率はおよそ22.5%となります。一般の競馬よりやや高いですね。
とはいえ事前にオッズが表示されるため、オッズが甘いかどうか判断できれば遊ぶ価値はあります。
「ベットチャンネル」における競馬
ベットチャンネル(BET CHANNEL)はかなり個性的なブックメーカーです。通常のブックメーカーとオッズのつけ方が違うため、その特徴をつかめばうまく立ち回ることができます。
ベットチャンネルは国内競馬と同じパリミュチェル方式
ベットチャンネルでは国内競馬と同じようにパリミュチェル方式を全てのスポーツで採用しています。競馬もその例外ではありません。
そのため、提示されているオッズはあくまで目安であり、ベット締め切り後にオッズが確定します。
パリミュチェル方式だと、フェイバリット(有利な方)は人気が集まるためオッズが低くなり、アンダードッグ(不利な方)は逆にオッズが高くなる傾向があります。
一番人気中心にベットしたいプレイヤーとは相性が悪いかも知れません。
常設ではなく特別なスポーツイベントとしての競馬
競馬は通常のメニューに含まれています。「競馬世界TOP100」という表記です。赤い枠で囲んだ部分です。
ベットチャンネルでは競馬を常設しているわけではなく、特別なスポーツイベントとしてとらえているようです。
名高いレースに照準を合わせオッズを準備する感じですね。毎日のように競馬で遊びたい方には物足りないかも知れません。
実際にページをのぞいてみても、取り上げるレースがないと準備中のような状態になっています。取り上げるレースがある場合は、レースの開始日時やベット受付までのカウントダウンが表示されます。
このカウントダウン表示が、特別なイベント感を演出してくれます。
日本の競馬と控除率
下の画像では日本の皐月賞が扱われていました。特別なスポーツイベントとして取り上げるのに相応しい歴史のあるレースです。
レース前にオッズは提示されていますが、パリミュチェル方式を採用しているので、ベットしたあともオッズは動きます。
計算してみますと、払戻率は驚異の97.78%となり、控除率はおよそ2.22%というおそろしい数字となります。
これは純粋な競馬ではなく、スポーツイベントとして取り上げているためかと思われます。かなり有利にベットできそうです。
ただ残念なことにベットチャンネルの競馬はいつも遊べるわけではなく、ベットできる機会はかなり限られています。
有名なレースの開催が近づいてきたら、ベットチャンネルの競馬をのぞく感じでしょうか。
まとめ
日本語対応ブックメーカーにおける競馬について説明して参りました。ブックメーカーごとにかなり個体差があることがお分かりいただけたと思います。
日本の競馬については、控除率の関係もあり、必ずしも有利にベットできるとは限りません。海外の競馬で遊ぶのであれば、提示されたオッズが甘ければ攻めることも可能ですが『SP』方式ばかりの国内競馬だとそう簡単ではないようです。
国内競馬だけだとブックメーカーの強みを生かしきれないので、海外競馬での遊戯も視野に入れると効果的なベットができるかも知れませんね。
カテゴリ:ブックメーカー入門