ブックメーカーで野球の賭け方を解説!初心者でもできる必勝法とは?
- 2020/07/22
- 2021/07/16
待ちに待ったプロ野球が開幕しました。今シーズンは異例ずくめで、交流戦やクライマックスシリーズが中止されて楽しみが少し減っています。そこでおすすめなのがブックメーカーです。
さまざまなスポーツに賭けられるブックメーカーでは、日本のプロ野球も扱っています。今回は、ブックメーカーの初心者に向けて賭け方から注意点まで詳しくご紹介。
交流戦やクライマックスシリーズが中止されて楽しみが減り、球場での応援が難しい環境のなか、ブックメーカーで野球に熱くなりましょう!
目次
ブックメーカーで野球の賭け方
ブックメーカーが用意している野球の賭け方は多彩です。その中から主なものを紹介します。
優勝予想
どのチームが優勝するか、ずばり予想するシンプルなベットです。
結果が出るまで一年かかりますが、優勝予想は野球を楽しむ基本なので、ファンならぜひ参加しましょう。開幕前に多くの野球評論家が順位予想をしているので参考にしてもいいですし、応援するチームに賭けて一喜一憂しながら一年間を過ごすのも楽しいですね。
シーズンの開幕前だけでなく、シーズン中も優勝予想に賭けられるのがブックメーカーのポイント。オッズは常に変動し、優勝候補のチームが開幕後に連敗するとオッズは上がります。
賭けた時点のオッズでシーズン終了時に払い戻されるので、オッズが上がるタイミングでベットするのがコツです。定期的にブックメーカーで優勝オッズをチェックしておきましょう。
マネーライン
試合の勝敗を予想するのが「マネーライン(Money Line)」。その日に行われる全試合が対象です。
▼ウィリアムヒルのマネーラインの画面
例えば、画像の「読売ジャイアンツ vs 阪神タイガース」では、読売ジャイアンツが勝てば1.6倍、阪神タイガースが勝てば2.25倍のリターンを得られるという意味です。
つまり、ブックメーカーはこの試合で、阪神タイガースよりも読売ジャイアンツの方が強いと判断しています。阪神タイガースのファンは腹が立つと思いますが、開幕後のチーム状況を考えると妥当なオッズでしょう。
ちなみに、この日の試合は阪神タイガースが勝利しました。必ずしもオッズ通りの結果にならないところがブックメーカーの面白いところですね。
ランライン
ブックメーカーが独自にハンデを付けるのが「ランライン(Run Line)」です。
▼ウィリアムヒルのランラインの画面
画像の試合で「読売ジャイアンツ (-1.5) vs 阪神タイガース」とあります。
これは、阪神タイガースが1.5点のハンデをもらっているという意味です。つまり、試合で読売ジャイアンツが1点差で勝っても、ブックメーカーでは阪神タイガースの勝ちとみなされます。
阪神タイガースのファンにとって屈辱的なことですが、両チームの状況からブックメーカーが冷静に判断した結果なのでやむを得ません。
首位のチームと最下位のチームが対戦しても、絶妙に設定されたハンデのおかげで互角の試合を楽しめるのがランラインです。
トータルラン
「トータルラン(Total Line)」とは、1試合で両チームが挙げる総得点を予想する賭け方です。通常は「オーバー」と「アンダー」の2択で、設定された得点を上回るか下回るかを予想します。
▼ウィリアムヒルのトータルラインの画面
両チームの先発投手がローテーションの谷間なら乱打戦が予想されるので「オーバー」、エース同士が先発なら投手戦が予想されるので「アンダー」にベットするのがコツ。
勝敗が関係ないので、馴染みの少ないチーム同士の試合でも盛り上がれるのがトータルランです。
その他
ブックメーカーによっては、ユニークなメニューを用意しています。
例えば「1st Innings Winner」は、1回の終了時点での結果を予想するものです。立ち上がりが不安定な投手が先発するときにねらい目ですね。
他にも「両チーム合わせた総得点が偶数か奇数か」や「イニングの最後に点を決めるチーム」といったベットもありますが、運任せなので参加しない方がよいでしょう。
見逃せないブックメーカーのライブベット
ブックメーカーで野球を賭けるなら、ライブベットもおすすめ。
ライブベットでは試合中にオッズが刻一刻と変化し、最適なタイミングでいつでもベットできます。特に1点差を争う最終回の攻防では、1球ごとにオッズが上下するので見ているだけでも楽しめます。
ブックメーカーのサイトでは、試合経過がリアルタイムで1球ごとに画面が自動更新されます。
大手スポーツサイトよりも情報が早いですが、意外と野球ファンの間でもあまり知られていません。テレビで野球中継を観戦できない人は、ベットしなくてもブックメーカーのサイトがおすすめです。
ブックメーカーの野球に必勝法はある?
ベットはブックメーカー側との勝負です。
ブックメーカーが提示したオッズに対して、プレイヤーはベットするかどうかを判断しますが、そこには必勝法はありません。
しかし、攻略法や勝つための心構えはあります!
予告先発で徹底分析
野球は先発ピッチャーによって勝敗が大きく左右されます。 そのため、ブックメーカーがオッズを公表するのは、各チームが予告先発を発表した後です。
ブックメーカーは先発投手の成績をベースに、豊富なデータから緻密にオッズを算出しますが、熱烈な野球ファンが見たら違和感を覚えることもあります。
「このピッチャーはデーゲームに弱いのにオッズが低い」
「この対戦相手とは相性が良いのにオッズが高い」
こんなときはチャンスです!毎試合真剣に見ているファンの方が、ブックメーカーよりも先発ピッチャーについて詳しいに決まっています。
オッズがおかしいと思ったら、惑わされずに自信を持ってベットしましょう。
私情を捨てる
大半のプロ野球ファンは特定のチームを応援しているはずです。子どものころから応援していて、生活の一部になっている人もいるでしょう。
そのような人たちにとってブックメーカーで悩ましいのが、応援しているチームの扱い。果たしてライバルチームとの対戦で、相手チームに賭けられるのか?
応援と予想は全く別のものです。私情を捨てなければブックメーカーで利益を出し続けることはできません。
長年追いかけているチームなので、選手の特徴やチームの調子について誰よりも詳しいはずです。利益を優先して冷静なベットを心がけましょう。
ブックメーカーで野球を楽しむための注意点
複数のブックメーカーに登録する!
同じ試合でも、オッズはブックメーカーによって異なります。
例えば、甲子園球場の開幕戦となった阪神タイガースと読売ジャイアンツの試合では、試合開始前にWilliam Hillのオッズはタイガース2.25倍、ジャイアンツ1.6倍。
一方、bet365のオッズはタイガース2.25倍、ジャイアンツ1.64倍でした。僅かですが違いがあります。
小さな差なので気にしないと言う人もいるでしょう。
しかし、小さな積み重ねが1年間に大きな差を生みます。我々はどんなに努力しても試合の結果を動かすことができません。
少しでも良いオッズに賭けることが収支の改善につながります。複数のブックメーカーを登録しておいて、比較してからベットする習慣を身に付けておきましょう。
強いチームに賭け続けない!
2019年のセ・リーグで最も強かったチームは巨人で、最終成績が77勝64敗1分でした。
それでは、巨人の全試合を勝利に1,000円を賭け続けていたらどのような結果になっていたでしょうか?
年間の合計掛け金は1,000円×143=143,000円
仮に巨人のオッズがすべて1.6の場合、
リターンは1,000円×1.6×77=123,200円
年間収支はマイナス19,800円です。
オッズがすべて1.9の場合、
リターンは1,000円×1.9×77=146,300円
年間収支はようやくプラス3,300円です。
実際に2019年の巨人は安定した強さを見せ、オッズは常に1.6前後と低かったため、単純に賭け続けていたら年間収支はマイナスになっていたでしょう。
強いチームに賭ければ勝率が上がります。しかし、収支をプラスにするためには得策ではありません。
ブックメーカーで野球を長く楽しむなら、的中率よりも回収率にこだわって予想しましょう。
まとめ
野球ファンの楽しみを倍増してくれるのがブックメーカー。
試合ごとの勝敗だけでなく、先制点を取るチームや、両チームの合計ヒット数を予想するなど、いつもと違った視点でも野球観戦を楽しめます。
さらに、利益を出し続ければ投資にもなる、奥の深いブックメーカーを始めましょう!
カテゴリ:ブックメーカー入門