日本語対応ブックメーカーの中には、海外ブックメーカーが手を出さない日本のマーケットを積極的に取り上げるところがあります。

格闘技の取り扱いについても温度差があり、日本語対応ブックメーカーならば必ず遊べるわけではありません。異色の大会であるブレイキングダウンもその例に漏れず、取り扱うブックメーカーは少数派となっています。

この記事ではブレイキングダウンの基本的な情報に触れながら、パリミュチュェル方式を採用しているベットチャンネルがどのように大会を取り扱っているか特徴を取り上げ、実際のベット手順も解説していきます。

ブレイキングダウンとは？

まずはブレイキングダウンの基本的な情報を見ていきましょう。他の格闘技イベントと一線を画すため、ブックメーカーも取り扱いに悩む独自の存在感をもっています。

項目	詳細
興行名	ブレイキングダウン
設立	2021年3月
設立者	朝倉未来
基本ルール	1分1ラウンド制
階級	アトム級～スーパーヘビー級の12階級
視聴方法	PPVチケット・現地観戦

ブレイキングダウンは日本の格闘技イベント

ブレイキングダウンは日本独自の格闘技イベントです。格闘家兼youtuberである朝倉未来氏が代表を務めており「１分間最強を決める」というコンセプトを打ち出しています。

この「最強」にプロアマの括りはなく、話題性を重視した試合編成となっています。また、大会出場者を決めるオーディションも配信されており、エンターテインメントの要素が色濃いです。

時間が短いだけに強い選手が勝つとは限らず、通常の格闘技よりも運で勝利することも多いので、大穴狙いも有効で良くも悪くも試合展開が荒れやすくなっています。

ルールはかなり特殊

「1分間最強を決める」というフレーズの通り、１ラウンド１分となっており、判定でも決着がつかなかった場合は次のラウンドが用意されます。

しっかりと格闘技の練習を積んだ選手ばかりでもないので、短期決戦という仕様はアマチュアが意外な活躍を見せうる下地にもなっています。

「何でもあり」のように見えて、事故が起きないよう体重ごとに階級が分けられています。

取り扱うブックメーカーは少なめ

ブレイキングダウンはアマチュアが混じる独自性の高い格闘技イベントです。

ブックメーカーは対戦データに基づいて確率を計算し、それをもとにオッズを提示します。

データ数の多いメジャーなスポーツやリーグであればあるほど、正確性は増していきます。逆にデータ数の少ないマイナーなスポーツやリーグは確率が計算しにくく、リスクを避けるため低いオッズを提示するケースが多いです。

また、あまりにもデータが揃わない場合は、そもそもマーケットとして扱いません。ブレイキングダウンは対戦データの揃った格闘家ばかりが参加する大会でないため、多くのブックメーカーが取り扱いを見送っています。

世界的に有名なブックメーカーであっても、まともな対戦データがない選手ばかりでは確率が計算できません。下手なオッズをつけるとブックメーカー側の損害につながります。そのためブレイキングダウンを扱うブックメーカーは限られているのです。

ベットチャンネルにおけるブレイキングダウンの特徴

今度はベットチャンネルにおけるブレイキングダウンの取り扱いを見ていきましょう。

他のブックメーカーでは見られないベットチャンネルならではの特徴も存在します。

ベットチャンネルはパリミュチュェル方式を採用

まずおさえておきたいのは、ベットチャンネルがパリミュチュェル方式を採用していることです。競馬で有名なパリミュチュェル方式は、プレイヤーから集まったベットから運営側の取り分を抜き、残りを全てプレイヤーに還元する方式です。

オッズはあくまで目安であり、ベットが締め切られるまでオッズは動きます。最終的なオッズは「どちらのマーケットがどのくらいの量ベットされたか」その比率で決まります。

人気のマーケット（賭けの対象となる事柄）はベットが集まるためオッズが下がる傾向があり、不人気の方はオッズが上がる傾向があります。

普段、目にするブックメーカー方式では、提示されたオッズで払戻しされます。パリミュチュェル方式はその限りではありません。「いま目にしているのはあくまで目安」と考えておきましょう。

運営側のリスクが少なくオッズが高い

ブレイキングダウンはベットチャンネル内で格闘技に分類されます。格闘技はベットチャンネルで優先的に表示されており、アクセスしやすい位置に配置されています。赤い枠で囲んであるところですね。

格闘技に分類されるもののブレイキングダウン参加者はプロの格闘家ばかりではないため、対戦データが少なく正確な確率を計算しにくいです。そのためブックメーカー方式ではリスクを回避するため低いオッズが提示されます。

その点パリミュチュェル方式を採用しているベットチャンネルでは、運営側のリスクが少ないため高いオッズを提示できます。

ブックメーカー方式ではプレイヤーVSブックメーカーの戦いですが、パリミュチェル方式ではプレイヤーVSプレイヤーの戦いとなるため、運営側が大きなダメージを負うことがないのです。

プレイヤーにとってはオッズ最後の最後まで変動するためモヤモヤする部分もあるかも知れません。ただ、パリミュチュェル方式あってこその良オッズと考えると、そのくらいは目をつぶってあげたいところです。

ベットチャンネルで利用できるブレイキングダウンのマーケットは？

次はベットチャンネルで扱うブレイキングダウンのマーケットを見ていきましょう。

ベットチャンネルでは純粋な勝者予想のほか「KO」か「判定勝ちか」を選ぶマーケットも用意されています。

他の格闘技で見られる「A選手がKOで勝つ」「B選手が判定で勝つ」マーケットは用意されていません。また、基本的には1ラウンド1分という短期決戦が予想されるスタイルなので、ラウンド数に関するマーケットもありません。

普段いろいろな格闘技で遊ばれている方には物足りないかも知れませんが、ブレイキングダウンは異色の大会なので仕方ありません。

「ブレイキングダウンのオーディション中に乱闘が起こる」みたいなマーケットがあれば面白いかも知れませんね。

ベットチャンネルでブレイキングダウンにベットする手順を解説

実際にベットチャンネルでブレイキングダウンにベットする際の手順を解説していきます。

格闘技にアクセスする

ブレイキングダウンは格闘技のスポーツカテゴリに含まれているので、まずは格闘技にアクセスします。赤い枠で囲んである格闘技のアイコンをタップです。

格闘技の中からブレイキングダウンを探す

格闘技のページにやってきました。ベットチャンネルは日本の格闘技に力を入れているので、見つけやすい位置に用意されています。

「Breaking Down」の表示をタップします。

ブレイキングダウンのページからマーケットを探す

ブレイキングダウンのページに到達しました。用意されているマーケットがずらりと並んでいます。

ここからベットしたいマーケットを探します。

筆者は格闘技に詳しくない上、話題の人物にもうといので名前で選手を選びます。桃太郎選手の名前が気に入ったので勝者予想で選んでみます。

ベットスリップにアクセス

マーケットを選ぶとベットスリップにアクセスするためのポップアップが表示されます。

「タップして金額入力へ」と表示されている部分をタップしてベットスリップにアクセスします。

希望額を入力しベットする

ベットスリップが前面に表示されました。ベット額入力欄をタップして、数値を入力します。赤い枠で囲んである部分をタップです。

選んだマーケットやベット額に間違いがなければ、画面下部の『ベットする』ボタンをタップします。

確認ボタンを押し確定させる

確認画面が表示されるので『ベット完了』ボタンを押します。取り消したい場合は『戻る』ボタンを押しましょう。

ベット受付画面が表示される

ベット受付画面が表示されました。ベットチャンネルは受付画面が数秒で消える仕様なので、淡雪のよう消えてしまいます。

まとめ

異色の格闘技イベントであるブレイキングダウンの情報を確認してから、ベットチャンネルでの取り扱いや実際のベット手順を解説してきました。

パリミュチュェル方式採用の利点を生かした高いオッズは、通常のブックメーカー方式にはない魅力があります。

あちこちのブックメーカーを見て「ブレイキングダウンのオッズが低い！」と感じている方はベットチャンネルをのぞいてみましょう。驚くようなオッズが見つかるかも知れません。

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