【ブックメーカー】バスケットボールで人気のある賭け方を解説
- 2021/03/12
- 2022/05/11
バスケットボールは世界的に人気のあるスポーツです。
秋から初夏にかけてのシーズンにはNBAを筆頭に世界中のリーグが活動し、ブックメーカーで毎日のようにベットすることができます。
日本で行われているBリーグも、日本語対応ブックメーカーのほとんどで取り扱いをはじめ、地元のチームを応援がてらベットする楽しみも増えました。
この記事ではバスケットボールで人気のある賭け方を紹介し、加えてコツみたいなものも紹介していきます。
目次
一番人気の「ハンディキャップベット」
「ポイントスプレッド」とも呼ばれる「ハンディキャップ(点差)ベット」は独自の点差を設定して、どちらのチームにベットしても勝率50%ぐらいになるよう調整した賭け方です。
バスケットボールの賭け方では一番人気があります。
「賭けっ子リンリン」での例です。
「スプレッド」と表示してあるのがハンディキャップベットです。このBリーグの例では、広島ドラゴンフライズに「+11.5」の、アルバルク東京に「-11.5」のハンディキャップがついています。
このハンディキャップがあるため、広島が東京に90対100というスコアで負けたとしても、11.5プラスされるため、101.5対100というスコアになりベットに勝つことができます。
もし、広島∔10、東京-10というハンディキャップが設定されていて、広島対東京のスコアが90対100となった場合は100対100となるので引き分けとなります。
ハンディキャップが設定されることによって、実力差があるチーム同士の対戦でもぐんと賭けやすいオッズになります。
また、自分の予想に合わせた点差を選ぶことも可能です。
多くのゲームでは、下の画像の「ピナクル」のように点差とオッズを選ぶことができます。
ブックメーカーの中には下の賭けっ子リンリンのように、ベットスリップに入れてから点差の調整をできるところもあります。
もちろん、有利なハンデになればなるほどオッズは下がります。自分の予想にマッチする点差を選びましょう。
実力差がない時はマネーラインも視野に入れる
実力差がほとんど無い場合は、あまりハンデがつきません。
そして、-1や+2といった少数がつかないハンデは、ベット的な引き分けが生まれてしまうので、引き分けが存在しないマネーラインと呼ばれる賭け方の方がすっきりします。
マネーラインはチームの勝敗にベットするシンプルな賭け方なので、オッズを見ながらハンディキャップとマネーラインのどちらにするか決めましょう。
大きくラインが動いた時は注意!
バスケットボールは大量に得点が入るスポーツです。その関係でブックメーカーが設定するハンデも動くことが多いです。
ブックメーカーが設定したハンデ(点差)のラインが変わることを「ラインが動く」などと呼びます。ブックメーカーがオッズを提示した時の設定は「オープニングライン」とも呼ばれます。
3ポイント以上オープニングラインから動いた場合は、どちらかの主力選手が欠場するなど、ゲームに大きな影響が出るアクシデントが起きた可能性が高いです。
両チームの情報をチェックし、ベットを続けるかどうか判断しましょう。
「マネーライン」はシンプルに勝敗にベット
「マネーライン」は実にシンプル、どちらのチームが勝つかベットします。
バスケットボールは基本的に引き分けがないスポーツです。
ただ、レギュラータイムが同点で終わり、延長戦に入ることを引き分けとみなす賭け方もあります。
下の画像のように引き分けが設定されている賭け方は、「1×2(ワンバイツー)」と呼ばれます。
サッカーでよく見られる賭け方です。通常のマネーラインでは引き分けは存在しません。
マネーラインはオッズと相談しながら、どちらにベットするかを判断します。
「投資」として勝率で稼ぐ際の注意点
圧倒的な戦力差のある試合にベットし、オッズの高さではなく勝率の高さで投資的にベットする方もいると思います。
バスケットボールは比較的番狂わせが起こりにくいスポーツですが、予想だにしない逆転劇も起こります。
1.10を下回るようなオッズで勝負する際に、チェックしたい4項目を挙げておきます。
▼1.10を下回るようなオッズで勝負する際に、チェックしたい4項目
①賭けたいチームのホームゲームである
やはりホームは有利です。なるべくホームゲームを選びましょう
②賭けたいチームに二人以上スコアラーがいる
単独スコアラーだとシューティングスランプになった際得点力が一気に下がるので危険です
③賭けたいチームのディフェンスが良い
シュートと違ってディフェンスは大崩れしにくいです
④フリースローを決める回数が多い
ファウルをもらってフリースローをきちんと決める回数が多いと得点が安定します
ライブベットで輝くオーバー/アンダー
「トータル」と呼ばれたり、「O/U」と略される総得点「オーバー/アンダー」も人気のある賭け方です。両チームの合計得点が基準となる点数の上か下かを予想する賭け方です。
O/Uと表示されているのがオーバー/アンダーです。
・O=「オーバー(OVER)」…基準点を超えると予想
・U=「アンダー(UNDER)」…基準点を下回ると予想
を指しています。
例えば「O 147」の場合、両チームの総得点が147点を超えれば勝ちとなります。147点ぴったりだと、ベット的には引き分けとなり返金されます。
▼ピナクルではハンディキャップベットのように、自分でオーバー/アンダーの分岐点となる得点を選ぶことができます。
▼10べットのように、ブックメーカーによってはベットスリップに入れた後調整できるところも。これもハンディキャップベット同様ですね。
片方のチームが不安定ならチームトータルを
両軍の総得点ではなく、片方のチームの得点数に対してオーバー/アンダーベットをする、「チームトータル」という賭け方もあります。
片方は予想しやすいがもう片方のチームの得点力が不安定だったり、情報が足りない場合チームトータルの方が安定することがあります。
状況に応じて使い分けましょう。
極端な高得点、低得点時のライブベットが魅力
試合の序盤、極端に高得点あるいは低得点のまま進行するゲームがあります。
その際は、ブックメーカーが設定したオーバー/アンダーの分岐点に収束することを見越したライブベットが魅力的になります。
高得点状態が続くと、ライブベットのオーバー/アンダーの分岐点がガンガン上がり、低得点状態が続くと、分岐点がガンガン下がります。
試合前にブックメーカーが想定したオーバー/アンダーの分岐点と、ライブベットて表示される分岐点を比べ、いずれ試合前の予想に近づくと仮定してベットします。
高得点状態ならアンダーに、低得点状態ならオーバーといった感じです。
ライブベットを狙う際の注意点
両チームに関する知識がいらず、試合前のブックメーカー想定オーバー/アンダー分岐点さえおさえておけばベットできるこの賭け方は初心者でもやりやすいです。
ただ、ライブベットは基本的にオッズが低く、効率的に行うためには複数ゲームの想定分岐点を調べ、ゲームが始まったら得点の推移を見守りながら、ベットするタイミングをひたすら待つ必要があります。
一試合だけライブベットを狙っても、そのゲームが想定分岐点から大きくはずれるとも限らないので効率が悪いです。
複数のゲームを見て回るのはちょっと忙しいですが、知識のない状態でゲーム前にオーバー/アンダーの予想を立てるよりは、ライブベットで異常な高得点や低得点状態を狙った方が勝ちやすいとは思います。
難易度高めの「プレイヤー成績ベット」
人気のある試合では「〇〇選手が23点以上とるか?」のようなプレイヤーの個人成績に焦点を当てたマーケット(賭けのバリエーション)が登場します。
バスケットボールでダントツで人気のあるNBAはスター選手が多いこともあり、プレイヤー成績ベットが用意されています。
日本人にとって一番身近なプロバスケであるBリーグは、世界的には決してメジャーな存在ではないため、プレイヤー成績ベットを探すのは難しいです。
▼ピナクルの「プレイヤー成績ベット」の例です。
ここではポイント(得点)のみ取り上げられていますが、リバウンド数やアシスト数、3P成功数などもマーケットして取り扱われます。
プレイヤー成績ベットは試合の展開を読む力が通常のベット以上に求められるため、難易度が高いです。
試合開始前に欠場が決まっていれば賭けが無効になるものの、試合中のアクシデントでケガをしたり、ファウルトラブルなどで退場になるリスクもありその点でも難易度が高いものになっています。
安定して活躍するお気に入り選手がいるのなら、半分応援する気持ちでベットするとゲームがより楽しめるかも知れません。中級者向けの賭け方と言えます。
▼「プレイヤー成績ベット」の攻略法はこちら
「前半のみ」、「1Q」のみはどんな時に使う?
いままで紹介した、ハンディキャップ、マネーライン、オーバー/アンダーの賭け方には、それぞれ「前半のみ」、「第一クォーターのみ」を対象とするバリエーションが存在します。
バスケットボールのチームにはそれぞれ戦い方にカラーがあり、先行逃げ切り型、追い上げ型のように得意な戦い方が存在します。
また、チーム戦略として「相手チームは接戦に強いから、何が何でも前半とばして点差をつけねば」と意識的に戦い方を変える場合もあります。
記憶に新しい例でいうと、2019-2020年のNBAプレイオフ一回戦、第一シードのロサンジェルスレイカーズとポートランドトレイルブレイザーズのシリーズがそうでした。
トレイルブレイザーズは接戦に異常な強さを誇るため、初戦に敗れたレイカーズは前半に大量リードをつけようとしゃかりきになっていました。
このようなゲームで前半のみ、第一クォーターのみのベットが輝きます。各チームの戦い方がつかめるようになったら、試してみたい賭け方です。
低オッズをカバーしたい時の「ダブルリザルト」
お気に入りチームや注目チームのマネーラインに賭けたいが、オッズが低すぎる時に使いたいのがダブルリザルトです。
ダブルリザルトでは、ハーフタイム時(前半終了時)とレギュラータイム終了時の結果を組み合わせてベットします。
気をつけて欲しいのは、マネーラインではなく、引き分けありの1×2の組み合わせであることです。
なので、画像にある通りドロー(試合的な引き分け)が存在します。マネーラインでは延長も含まれますが、1×2ではレギュラータイムで打ち切られ、その時に同点だと引き分け扱いされます。
ちなみにサンプル画像の北京ダックス/北京ダックス(前半終了時、レギュラータイム終了時北京ダックスが勝っている)のオッズは1.15と低いですが、北京ダックスのマネーラインはもっと低い1.05でした。
圧倒的に戦力差があり、前半も確実に勝ちそうであれば、ダブルリザルトを使ってオッズを上げるのもありだと思います。
まとめ
バスケットボールで人気のある賭け方について紹介し、賭ける際のコツみたいなものにも触れてきました。
バスケットボールは一年あるうちの四分の三(夏以外)は楽しめるスポーツです。
NBAもBリーグも配信サービスがあるので、ベットの結果を試合で追うことも、観戦しながらベットすることも簡単です。
この機会にバスケットボールのマーケットをのぞいてみてはいかがでしょうか?
カテゴリ:ブックメーカー入門