ブックメーカーは違法?合法?日本で安全に楽しむ方法を解説!
- 2020/04/16
- 2020/09/07
スポーツを10倍楽しめるのがブックメーカー。スポーツ好きには特におすすめです。
しかし、日本では公営ギャンブル以外は違法なので、「ブックメーカーも違法じゃないの?」と、興味があるけど一歩を踏み出せない人も多いはず。
「オンラインカジノで逮捕」というニュースを聞いたことがあるかも知れません。
そこで今回は、ブックメーカーについての不安をすべて解消します。
目次
日本と世界のギャンブル事情
日本ではギャンブルが違法ですが、世界では多くの国々で合法化されています。
海外旅行に行って、スロットマシンやルーレットを楽しんだことがある人もいるはず。カジノに危ない雰囲気はなく、エンターテインメントの観光地としても人気です。
オンラインギャンブルについても同様。法律で認められた国で運営されているブックメーカーなら、お金を賭けても違法ではありません。
イギリスのウィリアムヒルはブックメーカーでありながら、ロンドン証券取引所に上場している立派な企業です。
サッカーファンの方なら、香川真司選手が所属するサラゴサのユニフォームの左肩に「William Hill」という文字が描かれているのを見たことあるかも知れませんね。
一方、ご存知のように日本国内ではギャンブルは違法です。違反すると刑法の賭博罪で罰せられます。
(引用)
第185条
賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。第186条
常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。
賭博場を開張し、又は博徒を結合して利益を図った者は、3月以上5年以下の懲役に処する。https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=140AC0000000045
ギャンブルファンとしては残念ですが、日本では競馬や競輪などの国が認可した公営ギャンブルしか認められていません。日本に住んでいる限り、違法ギャンブルにはくれぐれも注意しましょう。
ブックメーカーについて弁護士の見解
海外でのギャンブルは合法、日本では違法。では、日本に住みながら海外のブックメーカーにアクセスして、お金を賭けるとどうなるのでしょうか?
せっかく気持ちよく勝っても、突然逮捕されたら嫌ですよね。掛け金を没収されるのも困ります。いつもビクビクしながら賭けるのは楽しくないでしょう。
賭博罪に詳しい弁護士の方はブックメーカーの違法性について下記のような見解を示しています。
(引用)
「自宅のパソコンからこっそり海外のブックメーカーを利用しても、逮捕される可能性は限りなくゼロに近いでしょう」五輪やノーベル賞も「賭け」の対象 「海外ブックメーカー」に日本から参加できる?|弁護士ドットコム
京都弁護士会所属 津田岳宏弁護士
弁護士の見解ですので、信憑性は非常に高いと言えます。
詳しい説明は、次をお読みください。
ブックメーカーは違法でも合法でもない?
現役弁護士のコメントには安心しました。
ところで、「こっそり」と「限りなくゼロに近い」という点が少し気になります。一体どういうことでしょうか?
まずは「こっそり」について説明していきます。簡単に言えば、ギャンブルは風紀を乱すから違法とされています。
「公然性」が強くなると違法性があるという解釈です。
そのため、自宅で「こっそり」パソコンに向かってブックメーカーで賭けても大丈夫ということです。そういえば、検事長が密室で「こっそり」賭けマージャンをしても問題なかったですよね。
「限りなくゼロに近い」についてですが、「やっぱり逮捕される可能性があるの?」と気になりますね。
こちらは、ギャンブルの当事者である「胴元」と「参加者」の一方だけを処罰していいのかという法律上の論点があるのです。
つまり、賭博罪は「胴元」と「参加者」の両方を逮捕しなければ成立しないと解釈されいます。
そのため、たとえ日本にいる参加者は逮捕できたとしても、海外で合法的に運営されているブックメーカーを逮捕することは不可能に近いため、賭博罪の成立は難しく、参加者が逮捕される可能性も限りなくゼロに近いと言うことです。
結論は、ブックメーカーは違法でも合法でもなく、「グレーゾーン」だと言えるでしょう。「こっそり」楽しめば問題はありません。
なぜブックメーカーはグレーゾーンなのか?
違法でなく合法でもない点にモヤモヤしますが、ひとまず安心してブックメーカーと取り組めそうです。
ところで、なぜこんなに曖昧なのでしょうか?
実は日本の法律が時代に追い付いていないためです。まさかインターネットでギャンブルができるとは、昔の人は想像もできなかったことでしょう。そもそもインターネットがありませんでした。
アメリカでは州単位で法律が決められてますが、次々とオンラインギャンブルの合法化に向けて動き出しています。何事にも白黒をはっきりさせたいアメリカ人らしいですね。
曖昧な国民性の日本人なら、グレーゾーンのまま法律を運用していく可能性があります。万が一、日本でブックメーカーへの参加が違法という法律が作られても、過去にさかのぼって摘発されることはありません。
法律ができるまでは、今まで通りにべットして問題ないでしょう。
逮捕されるケースって、どんなケース?
ところで、「オンラインカジノで逮捕」というニュースを聞いたことがある人もいるはず。実際に、2020年の7月にも歌舞伎町で闇カジノ店の関係者が逮捕されました。
これは、店内に設置したパソコンで、客に海外のオンラインカジノで賭けさせていたというものです。2か月で約1億5,000万円も売り上げていたので、大負けした客が腹いせで通報したのかもしれません。
このケースは「公然性」があり、国内の店が「胴元」となって、1ポイント=1円で換金可能な点数を賭けていたので、通常のオンラインカジノとは全く異なり、完全に違法性があります。
さらに、この店はコロナで緊急事態宣言中も営業していたので、これはダブルでアウトでしょう。
胴元が国内にある闇カジノと、海外で合法的に運営されているブックメーカーでは、全く違法性が異なりますので、勘違いしないように注意してください。
ブックメーカーで注意すべき点は?
ブックメーカーに賭けるのは問題ないことが分かりました。しかし、安全に遊ぶためにはいくつか注意点があります。
信頼できるブックメーカーを選ぶ
すべてのブックメーカーが合法の国で運営されているわけではありません。中には怪しいサイトもあります。
日本国内の「胴元」が運営している違法サイトであれば、参加者も違法性を問われかねません。得体の知れないサイトでキャンペーンにつられてアカウントを作成したら痛い目に会います。
「知らなかった」では済まないので、信頼できるブックメーカーを選びましょう。
ブックメーカーのルールを守る
ブックメーカーが合法の国で運営していても、それぞれの国には特別なルールがあります。
一番多いのが年齢制限。例えば21歳以上という制限のある国の場合、未成年者が年齢を偽ってアカウントを開設したら違法行為です。
その場合は日本で逮捕されなくても、アカウントを凍結される可能性があります。逮捕されるのは嫌ですが、掛け金を引き出せなくなるのもショックですよね。
ブックメーカーの運営元である国のルールを守って登録しましょう。
まとめ
ブックメーカーはスポーツ観戦の魅力を引き出します。好きなチームや選手がいるならば、応援にいっそう力が入ることでしょう。
自宅に居ながら世界中の競技に参加できるのも、このご時世に合っているとも言えます。
ギャンブルは違法だと教えられてきた我々にとって、ブックメーカーはハードルの高い娯楽でした。しかし今回、日本で利用しても問題ないことが分かったはずです。これからもルールを守ってブックメーカーを楽しみましょう!
カテゴリ:ブックメーカー入門