知って得する!ブックメーカーのボーナスの種類やロールオーバーを解説
- 2021/08/31
- 2021/08/31
ブックメーカーにボーナスがあることはご存知でしょうか?ボーナスの力を借りれば、いつもより大胆にベットできたり、損失を抑えたり、新たな分野に挑戦できたりします。
今回は様々な種類が用意されているボーナスの世界を案内し、もらう際に気をつけたい注意点についてもご紹介。
出金のための条件(ロールオーバー)がそれぞれのブックメーカーで異なるのはもちろん、ボーナスの受け取り方法も複数用意されているので、予想以上に下調べが必要な世界なのです。
目次
ボーナスの種類
まずはブックメーカーが用意してくれるボーナスの種類を紹介していきます。
入金不要ボーナス
その名の通り、入金せずとも受け取れるのが入金不要ボーナスです。入金手段がない状態でもブックメーカーを試せるので、初心者に優しいボーナスと言えます。
ボーナスコードで申請するタイプ、サポートに申請するタイプなどがあります。日本語対応ブックメーカーではBeebetやネットベットがこのボーナスを提供しています。
非常にお得なボーナスではあるものの、独特な条件がついてくるので、そこには気をつけましょう。
入金不要ボーナスには一般的に下記のような独特の条件がついてきます。
- ボーナス額×〇のロールオーバー
- オッズ〇〇以上のベットのみロールオーバーとしてカウント
- 〇〇日以内にロールオーバーを達成すること
- このボーナスの勝ち分による最大出金額は〇〇
- 入金して、一度入金額をベットしないと出金できない
▼入金不要ボーナスの条件例
出金額に対する制限が存在するため、大穴狙いのようなベットは避けた方が無難です。というのも、上限を超えた勝ち分をカットされる可能性があるためです。
自分の読みが的中して大勝したのに勝ち額のほとんどを没収されては面白くありません。大胆に攻めたくなる入金不要ボーナスですが、勝ち額の制限を意識してベットしたいところです。
初回入金ボーナス
ボーナスの中で最もよく見られるのがこの初回入金ボーナスです。8割以上のブックメーカーがこの初回入金ボーナスをオファーしています。
新規プレイヤー向けのボーナスではありますが、受け取り方やロールオーバーと呼ばれる出金条件がバラバラなので、ブックメーカーに慣れているプレイヤーでもきちんと条件を確認しましょう。
初回入金ボーナスの受け取り方はおよそ3種類に分けられます。
- a)入金時ボーナスコードを入力するタイプ
- b)入金時自動で振りこまれるタイプ
- c)入金後サポートにお願いして振りこんでもらうタイプ
▼初回入金ボーナスの受取方
aのボーナスコードタイプを採用しているところが多いです。(ウィリアムヒル、賭けっ子リンリンなど)
このボーナスコード入力タイプでも、入金後そのまま受け取れるタイプと、入金額(ボーナス受け取り希望額)を一度ベットするタイプに分かれます。
bの自動振り込みタイプは便利なようですが、オッズが良いので入金したプレイヤーに問答無用でボーナスを与えロールオーバーによる縛りを発生させてしまうので、ポジティブな面ばかりでもありません。
cの入金後にお願いするタイプは一手間かかりますが、日本語サポートに対応している場所であれば難しいことはありません。メールやチャットで申請しましょう。
リロードボーナス
リロードボーナスという名称で継続的なオファーをくれるブックメーカーも存在します。リロードボーナスを用意してくれるところはかなり貴重です。
日本語対応ブックメーカーだと賭けっ子リンリンがウィークリーという形で提供しています。
初回入金ボーナスに比べると、ボーナス額のマッチ率など条件が悪いケースが多いです。
特定入金手段の優遇ボーナス
ブックメーカーによっては特定の入金手段を優遇し、ボーナスをつけるところがあります。
▼下の画像のように、賭けっ子リンリンは仮想通貨による入金に対しボーナス額を増やして優遇したり、JCBカードの手数料を補うボーナスをオファーしています。
▼下の画像の例はウィリアムヒルがエコペイズを優遇している例です。
日本から遊ぶ場合、ウィリアムヒルの出入金手段はエコペイズかマッチベターに限られているので、その不便さをカバーするようなオファーとなっています。
面白いのが入金に対するボーナスではなく、出金に対するボーナスであること。前回の出金から既定の額をベットしていればエコペイズでの出金時にボーナス額が決定し、やがて振りこまれます。
大きな額ではありませんが、ロールオーバーによる縛りがないので、かなり優しいボーナスです。
ロイヤルティボーナス
常連へのサービスとして存在するのがロイヤルティボーナスです。
日本語に対応しているブックメーカーでは、賭けっ子リンリンやdafabetで見られます。定められた額のベットを何日こなしたかによって額が決定します。
賭けっ子リンリンのロイヤルティボーナスではロールオーバーによる縛りが発生しますが、通常のものと比べてゆるい条件となっています。
ボーナスの受け取り方
初回入金ボーナスに関するくだりで触れましたが、ボーナスの受領方法には様々なタイプが存在します。
特にボーナスの種類が豊富な「賭けっ子リンリン」では、その受け取り方も豊富なので、慣れない内はややこしいと感じるかも知れません。ボーナスの受け取り方を一つ一つ拾っていきます。
ボーナスコード入力タイプ
初回入金ボーナスなどがお馴染みなのが、ボーナスコード入力タイプです。入金画面にて指定されたボーナスコードを入力します。
サンプル画像だと②がボーナスコード入力欄となります。
自動振りこみタイプ
入金など条件を達成した際に自動で振りこまれるタイプです。
賭けっ子リンリンのロイヤルティボーナスがこれにあたります。条件達成時に自動で振りこまれるので、出金直前にこれが振りこまれると出金を邪魔される形になります。
ボーナス取得が本意でない場合は、サポートにお願いしてボーナスを取り除いてもらうと良いでしょう。ただし、ボーナスを使ったベットを既にしている場合は、除去できなくなるので注意しましょう。
サポートにお願いするタイプ
スポーツベットのようにサポートに申請するタイプもあります。
ライブチャットやメールでの連絡に一手間かかりますが、ボーナスが欲しい時は申請、オッズで勝負したい時は申請せずにベットと使い分けできるので、実は使いやすいタイプのボーナスです。
ポップアップ画面から選択するタイプ
これも賭けっ子リンリンで良く見られます。ボーナス取得条件を達成するとポップアップ画面が出現し、ボーナスをもらうかどうかをプレイヤーが選択できます。
自動振りこみ型に比べるとプレイヤー自身がコントロールできる分やさしいタイプと言えます。
出金条件(ロールオーバー)は必ず確認しよう!
ボーナスをもらうと「ロールオーバー」と呼ばれる出金条件がついてきます。
ロールオーバーはボーナス額の〇倍、または(入金額+ボーナス額)の〇倍という形で表現されます。
このロールオーバーの条件は、ブックメーカーによって異なっており、ボーナスの扱いやすさも変わってきます。
実際、どのような形でロールオーバーが課されているのか見ていきましょう。
Beebetの「入金不要ボーナス」の場合
サンプルとしてBeebetの「入金不要ボーナス」を取り上げます。
▼Beebetの入金不要ボーナスの規約画面です。
ボーナス受領によって課せられたロールオーバーが『ターンオーバー』とも表記されていますが、意味は同じです。出金するために必要な賭け条件のことを指しています。
ロールオーバーの基本
Beebetの入金不要ボーナスではボーナス額×10のロールオーバーが課されています。
入金不要ボーナスのロールオーバーは「ボーナスの何倍」という形になりますが、「初回入金ボーナス」では(入金額+ボーナス額)×10のような条件になることが多いです。
例)$100入金、$50の入金ボーナス、ロールオーバー10倍の場合
($100+$50)×10=$1500
ロールオーバーは$1500となるので、この額をべットしなければボーナスが出金できないということになります。
オッズが低すぎるとロールオーバー対象外
ロールオーバーを満たすベットには最低オッズが決められています。
Beebetの入金不要ボーナスでは1.3以上のオッズでベットしないと、ロールオーバーにカウントされません。勝率が高い低リスクベットはロールオーバーから弾かれる仕組みです。
ほとんどブックメーカーでは最低オッズが「1.6以上」なので、Beebetの「1.3以上」はかなり良心的だと言えますね。
期限内にロールオーバーをこなそう
ボーナスは期限内にロールオーバーを達成しないと、ボーナスとして受領した額はもちろん、ボーナス受領後の勝ち額も没収されます。
サンプルでは14日以内と期限が定められています。自身の遊ぶペースよりはるかに期限が短いボーナスは、もらうと不利になる可能性があります。ロールオーバーの期限もきっちり確認しておきましょう。
ロールオーバー完了時に想定される損失
各ブックメーカーはプレイヤーがベットした際にブック側の利益が発生するよう控除を設けています。
例えば、勝率50%が想定されるベットのオッズが2.0ではなく、1.91などと設定されているのは、プレイヤーの勝ち額からブックメーカー側の利益を差し引いている(控除している)からです。
この控除率によって、勝率50%が想定されるベットで勝ち数と負け数が並んだ引き分け状態の時、ブックメーカーの取り分(控除額)だけプレイヤーに損失が生まれます。
優良オッズの「ピナクル」は控除率2.5%
業界トップクラスの優良オッズを誇るピナクルでは、この控除率を2.5%と設定しています。つまり$100ベットすると、$2.5はピナクルがブックメーカーの利益としてもっていく仕組みなのです。
メジャーマーケットであるNBAのハンディキャップベットやオーバー/アンダーベットのオッズを見ると控除率が分かりやすいです。
勝率50%が想定されるこのベットで、控除率2.5%のピナクルは1.95というオッズを提供しています。
オッズと控除率の一覧表
これらのことから逆算すると1.90のオッズを提供しているブックメーカーの控除率は5%です。ブックメーカーで良く見られるNBAハンディキャップ及びオーバー/アンダーベットのオッズと、その控除率を表にしてみます。
オッズ | 控除率 |
---|---|
1.95 | 2.5% |
1.92 | 4% |
1.91 | 4.5% |
1.9 | 5% |
1.87 | 6.5% |
1.85 | 7.5% |
この表を使ってロールオーバー達成時の損失を計算してみましょう。
賭けっ子リンリンのリロードボーナスを利用し、$100の入金に対し$50のボーナスをもらったとします。ロールオーバーは(入金額+ボーナス額)×10なので、$1500です。
そして、賭けっ子リンリンはNBAのハンディキャップやオーバー/アンダーに対し1.92のオッズを出すので、控除率は4%です。
$1500のロールオーバーに対し、4%の控除率なのでロールオーバー達成時の損失は$1500の4%=$60となり、ボーナス額である$50を超えていますね。
つまり、勝率50%が想定されるベットで五分五分の勝負をしているだけでは、ボーナス額を全部失った上、少し負けてしまうわけです。
ロールオーバーの倍率や控除率によっては、ボーナス=有利にベットという計算が崩れます。
ボーナスをもらいながらいい勝負をしているのに利益が伸びない方は、一度ロールオーバー達成時の損失を計算してみましょう。
ロールオーバーの倍率はどのくらいが普通?
ボーナスを受け取ったあと出金するためのロールオーバーは『(入金額+ボーナス額)×〇』という形で計算されます。
この時(入金額+ボーナス額)の何倍ロールオーバーが課されのか、ブックメーカーやボーナスの種類によって異なります。
良く見られるロールオーバーのパターンを取り上げ、寸評をつけてみます。
- (入金額+ボーナス額)×20 =厳しめ。併設カジノとボーナスが共通の場合も
- (入金額+ボーナス額)×10 =標準的。賭けっ子リンリンで良く見られます
- (入金額+ボーナス額)×8 =やや緩め
- (入金額+ボーナス額)×5 =かなり緩め。ロイヤルティボーナスなど特殊なタイプ
20倍のパターンでは、毎日根気よくベットしたとしても、かなり時間がかかります。
自分が主戦場にしているスポーツのオッズがイマイチであれば、控除率の面でも厳しい戦いになるでしょう。
ボーナスプレイに向いたスポーツはある?
さて、ボーナスプレイに向いたスポーツはなんでしょう?
ロールオーバーの達成や、カウントされるベットの条件を考えると、次のような項目にあてはまるスポーツがボーナスプレイに向いていると言えます。
- 試合数が多いスポーツ
- 様々なリーグで手広く賭けられるスポーツ
- ロールオーバーにカウントされやすいスポーツ
- 日本で情報が手に入りやすいスポーツ
試合数が多ければ毎日のように賭けるチャンスが生まれます。世界各国でリーグが活動していれば、どこかしらのリーグでベットしやすいです。
1.6以上のオッズが良く出るスポーツであれば、ロールーオーバー達成もはかどります。
日本で情報が手に入りやすければ、それだけ自身で予想を立てやすく、べットしやすいでしょう。
これらの項目をふまえると、サッカー、バスケットボール、野球あたりがボーナスプレイに向いていると思われます。
▼下の表はボーナスプレイに向いていると思われるスポーツと、各項目をまとめたものです。
サッカー | バスケットボール | 野球 | |
---|---|---|---|
試合数 | △ | ◯ | ◎ |
リーグの多さ | ◎ | ◯ | △ |
カウントされやすさ | ◯ | ◎ | ◯ |
情報の入手しやすさ | ◯ | ◯ | ◯ |
世界中で人気のサッカーは、ほぼ週一回という試合の少なさがネックですが、リーグの豊富さは群を抜いています。
バスケットボールはNBAを含めると試合数が多く、賭けの主流が「ハンディキャップベット(点差を設定した賭け)」なのでロールオーバーにカウントされやすいです。
野球は日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグを考えると、試合数の多さが実に魅力的。シーズンになれば毎日のようにベットできます。
ロールオーバーには「ハンディキャップベット」がおすすめ!
対戦チームに圧倒的な戦力差がある場合、勝利チームを選ぶシンプルな賭け方だとロールオーバー達成に向いたオッズが見つけづらいです。
たとえばサッカーで強いチームがホームで戦う場合、並みの相手であればオッズが低すぎてロールーオーバーにカウントされるベットができません。
しかし、点差を設定した「ハンディキャップベット」ならば、勝率は下がるもののオッズは上昇しロールオーバー達成へと近づきます。
▼画像の例はプレミアリーグの「マンチェスターシティ対フラム」です
実力差があるため、引き分けありの1×2でもマンチェスターシティの勝利に1.10と低いオッズがついています。マンチェスターシティの勝ちにベットしたいものの、これではロールオーバーにカウントされません。
しかし、点差を設定した「アジアンハンディキャップ」ではロールオーバーにカウントされるオッズが見られます。
他にも両チームの総得点が設定した得点数より上回るか下回るかにベットする「オーバー/アンダー」という賭け方もロールオーバーをこなしやすいです。
バスケットボールでは元々、ハンディキャップベットが主流で野球でも点差を設定した「ランライン」という賭け方があります。
お気に入りチームが強すぎるなど、あまりに低いオッズがつく場合は、ハンディキャップベットを試してみましょう。
【注意】ブックメーカーに警戒される賭け方はやめましょう!
ブックメーカーに警戒され、ボーナスの没収やアカウントの凍結につながる賭け方も存在します。それは同じマーケットで両チームに賭けることです。
このような不自然な賭け方はブックメーカーに検知され、ペナルティを課される可能性があります。両方のチームにベットすることは確実に利益を出す手段であるアービトラージにもつながります。
ほとんどのブックメーカーはアービトラージを嫌がり、明確に禁止しているところもあります。例外は勝者歓迎のポリシーをもつピナクルぐらいです。
▼これは賭けっ子リンリンでのボーナスに関する規約です。
同じマーケットで両チームに賭けるやり方は「共通のベットパターン」にあたります。
普通に遊んでいれば起こらないようなベットのパターンを、ブックメーカーは検知します。同じマーケットで両チームに賭けるのはやめましょう。
まとめ
ボーナスの種類や受け取り方、出金するためのロールオーバー、そして、ロールオーバーを達成するのにおすすめなスポーツを取り上げてきました。
また、控除率の大きいブックメーカーでは、必ずしもボーナスが利益を出すわけではない件もお伝えしました。
プレイヤーの味方となってくれるボーナスですが、うまく付き合っていくには下調べが必要な存在なのです。自分のプレイスタイルと相談しながらボーナスを活用していきましょう。
カテゴリ:ブックメーカー入門