ブックメーカーで役立つ「キャッシュアウト」を解説!対応しているブックメーカーも紹介
- 2023/06/23
- 2023/12/18
ブックメーカーにて利用できるキャッシュアウト機能は結果が確定する前のベット(オープンベット)を取り消す機能です。
取り消し機能ではありますが、実際は戦略的に使うことが可能なためキャッシュアウトによって遊び方の幅が広がります。
今回の記事ではキャッシュアウトに関する総合的な情報を取り上げ、各ブックメーカーの対応や実際のキャッシュアウト手順も解説していきます。
目次
キャッシュアウト機能の説明
まずはキャッシュアウトに関する情報を見ていきましょう。既にブックメーカーで遊んでいて、ベット結果を確認しているプレイヤーは「キャッシュアウト」の文字を見たことがあるかも知れません。
ベットの取り消し機能
繰り返しになりますが、キャッシュアウトは結果確定前のベットを取り消す機能です。
旅行や宿泊などのサービスをキャンセルすると手数料などで満額返ってこないケースがありますが、キャッシュアウト機能もベット額全ては返ってきません。
ただキャッシュアウトには「オッズの上下や試合の状況によって返ってくる額が変動する」という要素がありますので、戦略的に利用できるメリットがあります。
試合前のキャッシュアウトであれば、以下のようにキャッシュアウト額が変動する傾向があります。
- ベットした時よりオッズが下がっている→キャッシュアウト額も下がる
- ベットした時よりオッズが上がっている→キャッシュアウト額も上がる
試合中のキャッシュアウトですと、次のようにキャッシュアウト額が変動します。
- ベットが勝てそうな試合状況→キャッシュアウト額が上がる
- ベットが負けそうな試合状況→キャッシュアウト額が下がる
あくまで取り消しのような機能であり、実際は賢く利用することによってリスクを減らしたり、手堅く利益を確定できます。
特に試合を観戦しながらのキャッシュアウトは腕の見せどころで、刻一刻と変わる試合の状況に応じて、キャッシュアウト可能額も目まぐるしく変わっていきます。
それでは戦略的なキャッシュアウトがどのようなものが実際に見ていきましょう。
キャッシュアウトは戦略的に利用可能
サッカーワールドカップ勝者にアルゼンチンを予想していましたが、実際にキャッシュアウトを戦略的に行ったので見ていきましょう。
アルゼンチンの優勝に「6.5」というオッズがついていたので決勝戦前に10ドルをベットしています。
赤い枠で囲んである部分がキャッシュアウトを示す箇所です。決勝戦を前に手堅くベット額を回収するための部分的キャッシュアウトを行いました。支払い10.14ドルとなっており、元のベット額である10ドルを上回っています。これでベット的な負けはなくなりました。
キャッシュアウト機能があることで、ベット額以上の返金があり、更に残りのベット額6.53ドルによってアルゼンチン優勝の勝ち分も支払われています。
アルゼンチンがあと一勝で優勝というところまで来ているため、キャッシュアウトの額も高くなっているので、タイミングを見計らえば効果的なキャッシュアウトが可能なのです。
この他の戦略的戦略的に利用する具体例
(例)Aチームの勝利にベットした場合
■Aチーム vs Bチーム
・Aチームが大量リードでハーフタイム
↓
・後半Aチームが逆転されるかも
↓
・ハーフタイムでキャッシュアウトして利益確定
Aチームが前半で大量リードでハーフタイムに突入した場合、ベットの勝率は高まり、それに準じてキャッシュアウト額も多くなります。
しかし、ここでファウルの数やチームの負けパターンからAチームの後半戦に不安を感じるなら、一部をキャッシュアウトしてベット額を回収し「後半崩れてもベット的な負けはない」ようにすることも可能です。
損失を軽減したり利益を確保したりと、工夫の余地があるのがキャッシュアウトです。戦略的に使えるようになるとよりスポーツベットを楽しめます。
ブックメーカーによって対応が異なる
うまく活用することで賢く立ち回れるキャッシュアウトですが、ブックメーカーによって対応が大きく異なります。
ブックメーカーによって全くキャッシュアウトができないところもありますし、先ほど紹介したサンプルのように部分的キャッシュアウトができるところもあります。
また一部ではキャッシュアウトではなくキャッシュインという表現を使っています。内容は全く同じです。
フリーベットでは利用不可
フリーベットはブックメーカーでよく見られるプロモーションです。リスクを負わずにベットできるお得な代物ですが、フリーベットには「勝ってもベット額が返ってこない」性質があります。
そのため、ベットを取り消して額の一部を回収するようなシステムであるキャッシュアウトには利用できません。
フリーベットはベット的な引き分け(=返金)がなく、はっきりと勝敗がつくマーケットに使いましょう。
キャッシュアウトの種類
ここではキャッシュアウトの種類について説明していきます。ブックメーカーによって表現が異なるケースもありますので、ここでの表現は便宜的なものになります。
プレマッチとライブキャッシュアウトの違い
ブックメーカーでは試合前のベットを「プレマッチ」、試合中のベットを「ライブ」と呼びますが、ここでもそれを採用し試合前のものをプレマッチキャッシュアウト、試合中のものをライブキャッシュアウトと呼ぶことにします。
プレマッチは取り消し機能に近くなっています。オッズの変動によってキャッシュアウトの回収額はいくらか動きますが、ベット額以上に回収できたり、3分の1しか戻ってこないことはありません。
サンプル画像はライブキャッシュアウトに関するものです。サッカープレミアリーグの試合にベットしていますが、ベット的な勝ちが危うい状況なので回収できる額が$20のベットに対し$6程度となっています。(両チーム総得点2.5以下にベットしているが前半で既に2点入っている)
ライブキャッシュアウトの場合かなり回収額が変動し、勝ちがほぼ確定している試合展開では通常の勝ち額に近い額がキャッシュアウトで返ってきます。サンプル画像のように敗北濃厚な試合の場合は回収額が少なくなります。
「ほぼ勝てるのならキャッシュアウトしない方が良いのでは?」と思われる方がいるかも知れませんが、1点が重いサッカーのような試合だと1~2分の間に逆転されることもあります。
全額と部分キャッシュアウトの違い
一部のブックメーカーではベットした額の一部分だけのキャッシュアウトが可能です。
部分キャッシュアウトを使用することで、ベットした額の半分だけキャッシュアウトをおこない、残りを試合終了まで残すという使い方が可能になります。
もちろん他のブックメーカーでよく見られる全額キャッシュアウトもできるので、部分キャッシュアウトは全額キャッシュアウトの上位互換と言えるでしょう。最初に紹介したワールドカップの例でも部分的キャッシュアウトを利用しています。
ライブの部分キャッシュアウトは要注目
ライブ(リアルタイム)で行われている試合で部分キャッシュアウトを活用すれば「後半や終盤の試合展開が不安なのでベット額だけ回収しておく」という使い方が可能です。
特に逆転の要素が強いサッカーのライブでは、勝っている内に投資分だけ部分キャッシュアウトをおこなって勝ちを確定させ、残りを試合終了まで残すという使い方ができます。
キャッシュアウト対応ブックメーカー
今度は対応しているブックメーカーや、キャッシュアウト画面へのアクセス、関連情報を取り上げていきます。
Betway
Betwayは部分的キャッシュアウトが可能なブックメーカーです。更にキャッシュアウト可能なマーケットには専用のアイコンがついており大変分かりやすくなっています。
キャッシュアウト画面にアクセスするためにはマイベットにアクセスします。
その後キャッシュアウトができるオープンベットを探します。ちなみにマイベット内にキャッシュアウトカテゴリがあるので大量のベットを仕掛けた場合でも探しやすいです。
ウィリアムヒル
最大手の一角であるウィリアムヒルも部分的キャッシュアウトに対応しています。キャッシュアウト画面にアクセスするためには画面下部のマイベットボタンをタップします。
その後キャッシュアウトしたいベットを探します。ウィリアムヒルではキャッシュインという表現になっており、専用のカテゴリがマイベット内に用意されています。
Sportsbet.io(スポーツベットアイオー)
多くの仮想通貨が利用できるSportsbet.ioでもキャッシュアウトが使えます。
アクセスするためには最上部にあるボタンをタップします。オープンベットの数が表示される場所です。
こちらの下部にある「キャッシュアウト」をタップすることでキャッシュアウトが可能です。
BONSカジノ
スポーツに特化したブックメーカーとして頻繁にオファーをもらえるBONSカジノでもキャッシュアウトが利用可能です。
画面上部に書類のようなアイコンがあるのでそれをタップします。
するとマイベットに移動するのでその中からキャッシュアウトしたいものを探します。
サンプル画面ではオープンベットカテゴリを利用していますが、キャッシュアウトカテゴリも用意されています。
BeeBet
日本の試合に特化したプロモーションをしてくれるBeeBetもキャッシュアウトが用意されています。
まずは右上のメインメニューをタップしメニューを展開します。
その後赤い枠で囲んであるマイベットを選べばキャッシュアウト用の画面に移動できます。
ただしキャッシュアウトの対象となるマーケットは少なそうです。NBAやプレミアリーグの主要マーケットを選んでみましたが、キャッシュアウトボタンは見つかりませんでした。
BeeBetによるキャッシュアウト解説ページも用意されていますので非常に分かりやすいくなっていますが、実際にベットしてみるまでキャッシュアウトできるか分からないため「キャッシュアウト前提」で遊びたいプレイヤーとは相性が良くありません。
賭けっ子リンリン
独特の名前とデザインが目を引く賭けっ子リンリン(旧10bet japan)でもキャッシュアウトが利用可能です。
赤い枠で囲んである右上のアカウントボタンをタップします。
すると各種アカウントメニューが表示されるのでその中からオープンベット(未決済ベット)を選びます。
オープンベットの中からキャッシュアウトしたいベットを探しましょう。
実際のキャッシュアウト手順を解説
それでは実際のキャッシュアウト手順を見ていきましょう。サンプルとしてはキャッシュアウトに関して利便性の高いBetwayを用いますが、他のブックメーカー利用時も含めた説明も加えていきます。
マイベットを探す
オープンベットと呼ばれる未決済ベットや確定済みのベット履歴は、マイベットというページに格納されています。
サンプル画像のBetwayのようにトップページからすぐアクセスできるブックメーカーも多いのですが、いったん他のメニューを開いて選択するところもあります。流れとしては、
- トップページ→マイベット
- メインメニュー展開→マイベット
- アカウントメニュー展開→マイベット
というパターンがほとんどです。マイベットはベット結果の確認やキャッシュアウトに使うため比較的アクセスしやすいところに配置されています。
Betwayのサンプル画像では画面下部にマイベットボタンが配置されているのが確認できます。
キャッシュアウトを行う手始めとしてマイベットにアクセスしましょう。
キャッシュアウトしたいベットを探す
マイベットにアクセスしました。サンプルのBetwayではキャッシュアウトカテゴリが用意され、キャッシュアウト可能なオープンベットがまとめられています。一度に大量のベットをするプレイヤーにとってこのカテゴリ分けは助かります。
一般的なブックメーカーでもオープンベットと結果確定済みベットは区分けされています。もちろんキャッシュアウトしたい時はオープンベットの方を探します。
Betwayでは部分的キャッシュアウトが可能なので、キャッシュアウト用のスライダーを呼び出す一手間が加わります。赤い枠で囲んである部分をタップします。
キャッシュアウト額調整用のスライダーが登場しました。
キャッシュアウトボタンを押す
部分的キャッシュアウトの場合は、スライダーを利用し希望額を調整しましょう。
キャッシュアウト額の調整や選択に間違いがなければキャッシュアウトボタンをタップします。ウィリアムヒルの場合は表現が異なるためキャッシュインボタンとなります。
キャッシュアウトが確定する
キャッシュアウトが確定しました。今回のサンプルではプレマッチのものを取り上げました。ライブキャッシュアウトの場合は試合の状況によって大きくキャッシュアウト額が動くので、試合展開とキャッシュアウト額の見極めが入りかなり難しいです。
全額をキャッシュアウトしたベットはオープンベットから確定済みのベット履歴の方に移動されます。
キャッシュアウトのまとめ
キャッシュアウトはブックメーカーでの遊びの幅が広がる機能です。特にサッカーでのライブキャッシュアウトは大きくキャッシュアウト額が変動しプレイヤーの腕前が問われます。
キャッシュアウトを使用して、ベットのキャンセルや分が悪いと思った試合を最低限の被害で降りることが可能となりますし、部分キャッシュアウトを使用すれば利益を確保した状態で更に予想的中で利益を得ることも可能です。
特にリアルタイムで観戦が可能なライブスポーツ系はキャッシュアウトを有効活用できますので試してみてください。
カテゴリ:ブックメーカー入門