ブックメーカーは投資ではなくギャンブルである理由
- 2020/04/16
- 2020/04/16
野球やサッカーなどの勝敗を予想して勝てば、あらかじめ決められたオッズに応じて利益を得ることができるブックメーカー。
ですが、最近ブックメーカーを投資の一種化のように持ち上げて紹介している記事や発言を目にします。
ブックメーカーは投資ではなくギャンブルです。
今回はブックメーカーが投資ではなく、ギャンブルである理由について解説していきたいと思います。
投資として認識していた人はこの記事を読んで、ブックメーカーがギャンブルであることを再認識しましょう。
目次
投資とギャンブルには大きな違いがある
まず、投資とギャンブルの違いについてしっかりとここで確認しておきましょう。
・投資とは
まず投資とは何かについて解説します。
投資と聞くと、株式投資やFXなどを思い浮かべる人が多いかと思いますが、保険なども投資に入るのです。
ではこれらに共通するのは何かというと、投資金として出資者からお金を集め、それを事業利用して増やした結果により、出資者に分配するのが投資です。
仮に減ってしまったとしても何%かは返してもらえます。
さらに投資の場合、スタート時はプラスマイナスゼロになります。
・ギャンブルとは
では、ギャンブルとはどのようなものなのかこちらについても解説していきましょう。
ギャンブルには必ず、胴元と呼ばれるそのギャンブルを開催している業者が存在します。
そして、そのギャンブルに参加したい人からお金を集めるのです。
ここまでの流れは投資と似ていますが、ギャンブルは、投資と違い集めたお金を事業利用しません。
つまり一度集めたお金は、そのまま胴元の利益となるわけです。
そしてギャンブルで勝った人にだけ、あらかじめ設定されているオッズに応じて払い戻されます。
つまりギャンブルスタート時はマイナスからのスタートになるのです。
まず、これが投資とギャンブルの大きな違いになります。もう少し細かな部分についてみてみましょう。
・投資にはオッズが存在しない
まず、ギャンブルにはオッズと呼ばれる、勝った際に払い戻されるレートがあらかじめ設定されています。
これは、胴元がユーザーから集めた資金から利益を最初に抜くため、オッズを決めることができるのです。
ですが、投資の場合、事業を行うために資金を集めるのが前提となります。
その事業がどれくらい儲かるかというのが、大まかにしか予想できないため、オッズを設定できません。
しかし、儲かった額に応じて還元が決まるため、予想以上の還元を得られる可能性もあります。
・投資は上限がない
次に投資には上限が存在しません。
ギャンブルの場合、胴元が損しないようにオッズが設定されるため、掛け金が多くなればなるほど、オッズが下がってしまいます。
しかし、投資は事業に投資する資金のため、上限が存在せず、資金額が増えれば増えるほど還元率も多くなるのが特徴です。
以上が投資とギャンブルの違いになります。
そもそも投資とギャンブルでは集めた資金の使い道が違うため、このような違いが生まれるのです。
ブックメーカーが投資として不適切な理由
先ほど、投資とギャンブルの違いについて解説しました。
では、ブックメーカーはどちらに属するのかと言うと、答えは100%ギャンブルです。
ここからはもう少し詳しく、ブックメーカーがギャンブルである理由についてみていきましょう。
・投資は親元の利益が保証されていない
投資の場合、親元の利益は全く確保されていません。
集めたお金は事業に使うため、失敗すれば親元も損をするのが特徴です。
しかし、成功すれば親元も出資者も利益を得られるので、捉え方次第ではギャンブルに見えるかもしれません。
ですが、本質はまるで異なる物となります。
・ブックメーカーはオッズが荒れる
ブックメーカーの場合、オッズが荒れることが多く1.1倍~数百倍など、安定した利益を得ることが非常に難しいのが特徴となります。
投資の場合、比較的ローリスクローリターンの運用が可能なため、安定的に利益を得られる可能性が高いです。
ブックメーカーは趣味のギャンブルとしては優秀
ここまで、ブックメーカーをギャンブルとして投資と比較してきたため、ブックメーカーはおすすめできないというようなニュアンスを受けている人もいるかと思います。
決してそうではなく、投資と勘違いしてほしくないため比較解説してきました。
ここでは、ブックメーカーがギャンブルとして優秀であることを解説します。
ブックメーカーは、日本でも人気のサッカーや野球・相撲などのスポーツでお金を賭けることができるので、競馬のようにオッズを観ながらエントリーできます。
・見るだけでなく参戦できる
日本ではスポーツは観るだけというイメージが強いのではないでしょうか。
ですが、ブックメーカーを使えばもっと熱くなりながら、まるで自分がそのスポーツに参加しているかのように楽しむことができます。
・オッズが高い
それから日本で競馬を行うよりも、ブックメーカーで同じレースにかけたほうが、オッズが高いためより設けることができます。
投資として安定に勝つのは不可能
しかし、やはりブックメーカーはギャンブルであるため、安定的に利益を積み上げていくのは難しいです。
そのため、ブックメーカーで安定的に勝つ方法など、投資のように扱った情報は詐欺である可能性が高いので注意しましょう。
・遊び半分のギャンブルとして利用する
あえて高いオッズにかけて大儲けを狙ったり、パチンコや競馬よりも簡単で自宅のPCだけで出来るギャンブルとして楽しみましょう。
・スポーツ観戦をさらに盛り上げるために利用
やはりブックメーカーの最大の魅力は、お金を賭けてスポーツを観ることでより熱くなって応援できるところにあるため、スポーツをさらに盛り上げるために利用しましょう。
ブックメーカーは投資にはならない
以上、ブックメーカーが投資ではなくギャンブルである理由でした。
ブックメーカーはスポーツ観戦がより楽しくなるための娯楽であることを理解して楽しむのがおすすめです。
間違っても安定的に儲けようとしたり、勝つ方法を探さないことです。
カテゴリ:ブックメーカー入門