日本にいながら、世界中で行われているさまざまな事柄の結果を予想して楽しめるブックメーカー。手軽に行える魅力的なギャンブルとして注目を集めています。

しかし、ブックメーカーが注目されるにしたがい、ブックメーカーを悪用した詐欺行為が増えているのも事実です。

この記事では、ブックメーカー詐欺の手口や詐欺にあわないための対策、詐欺に引っ掛かってしまったときの対処法などをご紹介します。

ブックメーカー詐欺とは？

ブックメーカーは、自分の好きなスポーツや興味がある事柄の結果を予想し楽しむエンターテインメントです。またブックメーカーは還元率の高いギャンブルという面もあり、予想が当たれば儲けることができます。

ブックメーカーでべットして楽しむだけなら何の問題もなくトラブルに遭うこともありません。

しかし、ユーザーの「もっと儲けたい！」という気持ちを利用した“必勝法”などと謳った詐欺商材に知らずに手を出してしまう危険性があります。

さらに最近では勧誘手口や詐欺方法が巧妙化してきています。

ブックメーカー詐欺の手口

ブックメーカーを利用した詐欺の代表的な手口をご紹介します。

必勝法や予想屋の情報商材詐欺

以前からよく行われている代表的な詐欺手口として、情報商材を利用したものがあります。

「絶対勝てる！」「初月から～万円稼げる！」などのキャッチコピーでブックメーカーの勝ち方を販売する方法です。ブックメーカーにおいて絶対に勝てる、確実に勝てるということはまず有りませんので、このような売り文句には気をつけてください。

その内容は、「オッズが低い方のチームが勝ちやすい」「ブックメーカーの基本的なルール」など誰もが知っているものが記載されているだけのものばかりです。

また「確実に勝てる試合」などを謳い有料で予想サービスを行っているものもあります。こちらの場合は、1回料金を支払えばいいというわけではなく月々の会費を支払うことで、購入者にメールやLINEで予想が送られてくる形式をとっているものが多くなっています。

自動ベットツール販売詐欺

自動ベットツールとは、AIによって「アービトラージ」や期待値の高いオッズのものが自動的に賭けてくれるツールです。

ツールを購入しさえすれば放っておくだけでお金が増えていく、と強調しているものが多くあります。

「アービトラージ」とは、複数のブックメーカーのオッズ差を利用して、確実に利益がでるように賭けることです。しかし、アービトラージ自体を禁止しているブックメーカーが多く、購入履歴から簡単に見つけられるため、見つけ次第アカウント凍結処置を行っているところもあります。

▼「アービトラージ」についてはこちらの記事をご覧ください。

期待値の高いオッズを見つけて自動で賭けてくれることについても、ブックメーカー側に対策されてしまうため個人で作ったツールで対抗し儲け続けることは難しいでしょう。

投資運用型の詐欺

「高利回り」「何もしなくてもお金が増える」などとアピールして、預けたお金をブックメーカーで運用し増やすと謳っている詐欺があります。

そもそもブックメーカーはギャンブルですから投資の対象とはなりません。

ブックメーカー詐欺の勧誘方法

それではどのような方法でブックメーカー詐欺に勧誘してくるのでしょうか。

大きく分けるとオンライン勧誘とオフライン勧誘があります。

オンライン勧誘

LINEやTwitterのDM、オンラインサロンを利用して、ブックメーカー詐欺に勧誘してくる方法です。

ブックメーカーで大金を稼いでいることが推測できるような加工された画像を送ってきて、実際に儲けられると信じ込ませ勧誘してきたりしてきます。

またギャンブルや投資に興味を持っている人が集まっているオンラインサロンでの勧誘も増えています。

どのようなことに興味があるのかわからない人を勧誘するよりも、もともとギャンブルや投資に興味を持っている人を勧誘した方が契約してくれる可能性が高いため、狙われやすいでしょう。

中にはブックメーカー詐欺に勧誘するために作られたオンラインサロンもあるようです。

オフライン勧誘

SNSなどを利用せずに直接勧誘する方法も増えています。オンラインよりも直接勧誘された方が断りにくく、あまり気が進まなくても契約してしまう方もいるようです。

特にマッチングアプリなどで知り合った異性からの勧誘は注意してください。

恋愛感情や好意を利用してセミナー参加や高額商品を購入させようとする「デート商法」という方法は、昔から詐欺の勧誘手口として利用されています。

ブックメーカー詐欺に騙されないように知っておくべきこと

ブックメーカー詐欺に騙されないようにするには、まずブックメーカーについて正しく理解しておくことが大切です。

ブックメーカーはギャンブルであって投資の対象ではない

投資とギャンブルに同じようなイメージを持っている方が少ないないかもしれませんが、両者は全くの別物です。

ギャンブルには、運営組織があり基本的にはその組織が損をしないように配当が調整されます。

ブックメーカーはギャンブルです。運営会社が損をしないように配当が決まるため、得をする人がいたら損をする人も必ずいます。

もし仮にブックメーカーに「必勝法」があるとして、それを不特定多数の方が利用したら、ブックメーカー側が大損をして運営できなくなってしまうか、「必勝法」を使えないように対策されてしまうはずです。

▼ブックメーカーは投資ではなくギャンブルである理由はこちら

経験談やサムネイルは実際にあったこととは限らない

「ブックメーカーで毎月最低～万円稼いでいる」「即日10万円の確実に稼げる」などと聞こえがよい投稿を見たことがある方は少なくないはずです。またブックメーカーで大儲けした画像などを貼っている方も見かけます。

しかし、これらの経験談や画像は全て真実かどうかわかりません。

真実ではない作った経験談を投稿することはできますし、画像は簡単に加工することができます。

このような経験談や画像を投稿している方は、ブックメーカー詐欺に勧誘する手段として投稿しているのです。見た人に魅力的でうらやましく感じてもらえなければ詐欺に勧誘できません。

ノーリスクで簡単に稼げる方法などないと知り、美味しい経験談や画像を見ても疑いの目を持って見るようにしましょう。

ブックメーカーの詐欺に引っ掛かったときの対処法！

契約してしまったあとに詐欺に引っ掛かったとわかった場合は、契約した日から8日以内ならクーリング・オフできる場合があります。8日以内にもかかわらずクーリング・オフできないと言われたり、8日過ぎてしまったりしていた場合は、「消費生活センター」に相談しましょう。

「局番なし188」でお近くの消費者ホットラインにつながります。

・全国の消費生活センター
https://www.kokusen.go.jp/map/

またブックメーカー詐欺にあったか自分では判断できないときは、消費者生活センターや国民生活センターに相談することをおすすめします。

まとめ

ブックメーカー詐欺の手口や勧誘方法、騙されないように知っておくべきこと、詐欺に引っ掛かってしまったときの対処法などをご紹介しました。

ブックメーカーは気軽に誰でも楽しめる還元率の高いギャンブルのため、詐欺に利用されてしまっていますが、ブックメーカー自体は詐欺ではなく魅力的なエンターテインメントです。

ブックメーカーで稼ぐためには、美味しい話に乗るのではなく好きなスポーツを見つけて、それについて熱心に勉強することが近道です。

怪しい話には乗らないようにして、ブックメーカーで楽しく遊びましょう！

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ここで紹介しているブックメーカーは完全に日本語化されているので、分からないことがあって日本語で問い合わせできます。また、ブックメーカーはライセンスを取得して運営されていますので安心です。

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