ブックメーカー予想に使える!Odds Shark(オッズシャーク)を解説!
- 2022/10/06
- 2022/10/06
北米スポーツ中心にスポーツベットの情報を取り上げるオッズシャークは個性的かつ有用なサイトです。
日本語には対応していないものの、過去のデータに基づいた予想であるコンピューターピックを大量に公開しています。ピックの確認には登録もいりません。
この記事では幅広いスポーツカテゴリでコンピューターピックを提供するオッズシャークを取り上げ、コンテンツを解説、ピックを実際に確認する際の手順も説明していきます。
▼「オッズシャーク」公式サイト
https://www.oddsshark.com/
オッズシャークの基本情報
まずはオッズシャークの基本的な情報を取り上げていきます。
オッズシャークとは?
▼「オッズシャーク」公式サイト
https://www.oddsshark.com/
オッズシャークはスポーツベットに関する情報を取り扱うサイトです。ピック(予想)やオッズ、試合の対戦データやベットのトレンドなどが含まれています。
もちろんサイト名にある通り、オッズのチェックもできます。しかし一番の特徴は多くのスポーツカテゴリで提供されるコンピューターピックです。
また、ピックを販売しているサイトのレビューも行っています。ただ、現在ではブロガベットのような予想投稿サイトがあるため、ピック販売サイトの重要性は以前と比べ低下しています。
筆者は過去に何試合かぶんのMLBピックを買ったことがありますが、散々な結果に終わりました。そのためピック販売サイトに関するいいイメージがありません。ピック販売サイトへの過度な期待は禁物です。
残念ながら日本語対応はなし
幅広いスポーツの情報が見られるオッズシャークですが、残念ながら日本語には対応していません。言語選択メニューはあるものの、そこに日本語(Japanese)の姿はありません。
しかしオッズシャークで重要となるものはテキストではなくオッズやピックなどのデータや選択ですので、英文を隅々まで読んで理解する必要はありません。コンピューターピックをチェックするぐらいであれば、英文の読解力は不要です。
オッズシャークの中で一番重要なコンピューターピックの探し方とデータの見方については、のちほど詳しく説明するので心配無用です。
北米スポーツ中心の取り扱い
オッズシャークは北米スポーツ中心にデータを取り扱っています。北米四大プロスポーツであるNFL(アメフト)、NBA(バスケ)、MLB(野球)、NHL(アイスホッケー)のほか、大学のフットボールであるNCAAF、大学バスケットボールのNCAABをメインに据えています。
ゴルフやUFC(総合格闘技)、クリケットの話題も扱っていますが、こちらはコンピューターピックが用意されていません。
サッカーのリーグ数も多い
オッズ表示やコンピューターピックの対象となるサッカーのリーグも多いです。イングランド「プレミアリーグ」、フランス「リーグアン」、イタリア「セリエA」、スペイン「ラリーガ」、ドイツ「ブンデスリーガ」など、主要なものはしっかり押さえられています。
他にもUEFAチャンピオンズリーグ、アメリカ「MLS」、ブラジル「セリエA」、メキシコ「リーガMX」もピック提供の対象となっています。
ブックメーカーのレビューも
オッズシャークではブックメーカーのレビューも用意されていますが、英語の上に取り扱うブックメーカーの幅が狭く、ほとんど参考にはなりません。
オッズシャーク自体が北米スポーツ寄りなので、北米向けのチョイスなのかも知れません。
日本向けのサービスを行っているピナクルもレビューされていますが、ピナクルであれば無理して英語で読まなくとも、日本向けに用意されたレビューが数多く存在します。オッズシャークのブックメーカーレビューはオマケ程度と考えて下さい。
オッズシャークで確認できること
ここからはオッズシャークで確認できる情報について説明していきます。オッズシャークはデータに基づきコンピューターピックを提供するぐらいのサイトなので、基本的なデータに関しては一通り揃っている印象です。
各スポーツのニュースを取り扱い
オッズシャークでは各スポーツのトップに移動すると、最新のニュースやトピックが確認できます。
オフシーズンになっているスポーツもありますので「最新のニュースが数カ月前のもの」なんてこともあります。
そのスポーツがシーズン中であれば、ある程度の更新頻度が期待できます。サンプル画像はMLBのトップページです。先ほど述べた通り各スポーツ(リーグ)のトップページにはニュースが掲載されています。MLBはシーズン中なので新しい話題が載っています。
対戦情報や過去データを確認可能
オッズシャークは対戦情報や順位表などが確認可能です。それまでの戦績や過去の対戦データが揃っています。サンプル画像はMLBにおける対戦データです。
やはり北米スポーツが中心のためデータの扱いにいくばくかの格差があり、充実しているスポーツカテゴリでは負傷者に関する情報もチェック可能です。
エース格のプレイヤーが負傷したり、ケガから復帰すると大きくオッズが動きますので、軽視できない情報です。
オッズ比較は弱め
オッズシャークでも、ブックメーカーを複数並べてオッズを比較するページはあります。用意されてはいるものの、表示されるブックメーカーの幅が狭すぎて実用的とは言えません。
サンプル画像にある通り、オッズが表示されているブックメーカーのうち日本語で遊べるのはピナクルとベットウェイだけです。
有利にベットできるブックメーカーを探す場合、他のオッズ比較サイトを参考にした方が良いでしょう。ちなみにオッズをチェックする場合は小数点で表示するデシマル形式を選べますが、この後紹介するコンピューターピックはなぜかアメリカ形式のみとなっています。
コンピューターピックに注目
英語のサイトであるオッズシャークの価値は、幅広いスポーツで提供されるコンピューターピックにあります。
コンピューターピックはデータに基づいて自動的に算出される予想で、どっちのオッズにベットした方がいいのかをコンピューターがデータに基づいて教えてくれます。AIピックとも呼ばれます。
スポーツベットの専門家(または愛好家)が予想を出す場合は労力が必要ですが、コンピューターピックはそのような手間暇がないため、大量の予想を出すことが可能です。サンプル画像にある通り、複数のスポーツに渡りピックは提供されています。
▼下の画像はサッカーの「プレミアリーグ」に関するピックのページです。
アストンヴィラとアーセナルの対戦データの中に、赤い枠で囲んであるものが見られます。この赤い枠で囲んでいる方がコンピューターピックとして選ばれた選択です。
「Spread」とも表現されるハンディキャップベットで選択されているピックは、アストンヴィラ+1.25です。総得点を予想するO/U(トータルベット)ではo2.5がピックとして選択されています。
純粋な勝ち負けを予想するマネーラインではアーセナルが選ばれていますね。ピックは「どちらかを選択」という形で提供されるので「両方のベットが赤く囲われる」なんてことはありません。
ピックはどちらかを選択するという形で提供されます。
オッズシャークの最大の売りであるコンピューターピックについては、これから更に掘り下げて解説していきます。
最大の特徴コンピューターピック
コンピューターピックを抜きにしてオッズシャークは語れません。コンピューターピックのないオッズシャークは、サメが出ないサメ映画みたいなものです。(個人の感想です)
オッズシャークにおけるコンピューターピックの特徴に迫っていきます。
幅広いコンピューターピックを提供
コンピューターピックを提供してくれるサイトはそこそこありますが、北米四大スポーツのほかサッカーの主要リーグまできっちりカバーしてくれるところは貴重です。
ピックを試合ごとに提供してくれるところは、個別にページをひらいたり、元のページに戻る必要がありますが、オッズシャークのピックはリーグごとにまとまっておりずらりと並んでいるため、個別のページに行くような手間がありません。
ピックが見たいスポーツのリーグを選べば、現在そのリーグ内で提供されているピックが一気に確認できます。一日に多くのベットをこなすプレイヤーにとってありがたい仕様です。
ピックが提供されるスポーツとリーグ
実際にピックが提供されるリーグを紹介していきます。先にサッカー以外のスポーツを書き出していきます。
- NFL
- NCAAフットボール
- NBA
- NCAAバスケットボール
- MLB
- NHL
- CFL(カナダのアメフトリーグ)
- WNBA
続いて、サッカーのリーグを挙げていきます。
- ブンデスリーガ
- チャンピオンズリーグ
- 英国プレミア
- イタリアセリエA
- スペインラリーガ
- メキシコリガMX
- フランスリーグ1
- アメリカMLS
- ブラジルセリエA
注目度の高いリーグは押さえられていますね。北米スポーツは平日にも行われますが、サッカーの試合は週末に集中することが多く、もしオッズシャークで提供されているコンピューターピックを全てチェックしようと思ったら週末は大忙しになります。
サッカーだけで考えてみても、チャンピオンズリーグをのぞくとして9リーグ扱っており、週末の間に5試合組まれると仮定しても45試合です。
各試合にハンディキャップ(点差を設定した賭け)、トータル(ブックメーカーが指定した点数を総得点が上回るか下回るかに賭ける。オーバー/アンダーとも)は少なくとも用意されているので、週末は90以上のピックが押し寄せてきます。チェックするだけでも一苦労です。
コンピューターピックはある程度参考になる
コンピューターピックは必勝の予想ではありません。データから機械的にはじき出された予想です。
「シンプルに考えた時のデータ上の正しさ」を確認したい時に使ったり、遊びたいスポーツに詳しくない時参考にするのが賢い使い方です。
実際は現在の平均値や過去の対戦データのほか、現在の順位やチーム状況、ケガ人や戦略の修正などが複雑に絡みあい予想が生まれます。コンピューターピックはあくまで簡易的な予想なのです。
コンピューターピックはこういう時に使える!
- フェアな予想が難しい時
- 出金条件をクリアするため沢山ベットしたい時
例えば自分のお気に入りチームをひいきしてしまい、フェアな予想ができない場合、データに基づくコンピューターピックを参考にすればその歪みを修正できます。
他にも「出金条件を消化したいのでとにかくベットの手数を増やしたい」なんて時にも便利です。先に触れた通り試合ごとではなく、リーグ全体のピックを一気に確認できます。
過去100戦の戦歴を公開
オッズシャークの素晴らしいところに、コンピューターピックの結果を公開しているフェアな姿勢があります。
コンピューターピックや同様のAIピックを提供してくれるサイトはそこそこありますが、オッズシャークのようにその結果にまで言及してくれるところは少ないです。
オッズシャークでは対象リーグの過去100戦の統計データを公開しています。そこにはコンピューターピックの通りにベットした場合の勝ち負けや、実際にベットしていた場合の収支も表示されています。
- To Win:マネーラインでの勝ち負け
- ATS:ハンディキャップベットでの結果
- Total O/U:総得点オーバー/アンダーの結果
- $ Units (Opening):ユニット法で「オープニングオッズ」にベットした際の収支
- $ Units (Closing):ユニット法で「クロージングオッズ」にベットした際の収支
- Record (Opening):オープニングオッズでベットした際の結果
- Record (Closing):クロージングオッズでベットした際の結果
「オープニングオッズ」と「クロージングオッズ」については次の項目で解説します。
⑥と⑦で、「55-32-13」とデータがあった場合、「55勝32敗13分」という結果を表しています。
スポーツベットはブックメーカー側の取り分がオッズに組みこまれているため「ベットすればするほど負けていく」のが普通です。そのため100戦して±0のような成績でもなにげに健闘していると言えます。
±0戦績でもボーナスやフリーベット、ロイヤリティなどのプロモーションを利用し、より有利なオッズでベットすることで利益を生み出すことが可能です。
「コンピューターピックを使うとどのような結果が生まれるのか」まで確認できるオッズシャークはやはり貴重な存在です。
オープニングとの差も確認可能
オッズシャークでコンピューターピックを見る時には、「オープニングオッズ」と「クロージングオッズ」の差にも注目したいところです。
オープニング:オッズが提示された時のオッズ
クロージング:ブックメーカーによる修正が入ったあとの最終的なオッズ
オープニングよりはクロージングオッズの方が、賭けの対象が実際に起こる確率に近いとされています。(実際に起こる確率とオッズが乖離しているほどプレイヤーは勝ちやすい)
各リーグで提供されているコンピューターピックの勝率を見ても、オープニングでの成績がクロージングでの成績を上回っているのがほとんどです。
上のサンプル画像だとATS(ハンディキャップベット)のオープニングでは「$1644」とかなり勝てていますが、クロージングでは「$739」と勝ち分が減っています。
Total(トータル)では逆転現象が起きていますが、基本的には「オッズが修正される前にベット」する方が有利となります。
たとえオッズシャークのピックを参考にするつもりがない方でも、なるべくオープニングオッズでベットした方が良いと感じさせるデータなのです。
こんなピックの使い方も
勝率や勝ち額に注目しがちなコンピューターピックの過去100戦データですが、負けまくっているマーケットに注目するのもアリかも知れません。
「負けまくっている=その逆にベットすれば勝てる」という発想の転換です。筆者も一時期NCAAバスケットボールで過去100戦負けまくっているデータに注目し、短期的に勝ったことがあります。
ただし、長期的にはデータ通りの試合結果に近づいてしまい大きな利益を上げることはできませんでした。
あえて惨敗しているデータに注目し、裏道のようなものを探すのも楽しいものです。
コンピューターピック確認手順を解説
英語が苦手な方でもオッズシャークのコンピューターピックを参考にできるよう、ピックの確認手順を解説していきます。サンプルには注目度が桁違いの英国プレミアリーグを用います。
PICKSメニューからプレミアリーグを選択
上部メニューからPICKSをクリックし、そこからComputer Picks→Soccer→English Premier Leagueを選択します。青い枠で囲んでいるところをたどってください。
リーグ内のコンピューターピックが表示される
プレミアリーグのコンピューターピックのページに移動しました。ピックがずらりと表示されています。2~3週間先の試合は難しいですが、今週中の試合であればピックが提供されている可能性が高いです。
赤い枠で囲まれている方が、オッズシャークによるコンピューターピックです。コンピューターピック内でのオッズ表記はなぜかUS表示になっています。
とはいえ、重要なのはオッズの数値ではなく「どちらがピックとして選ばれているか?」なので、どちらが赤い枠で囲われているかに注目しましょう。
サンプル画像の例を見ると、ノッティンガムとマンチェスターシティの対戦では、ハンディキャップベットではノッティンガム+3が、トータルではu4が、マネーラインではマンチェスターシティの方が赤い枠で囲まれており、コンピューターピックとして選ばれているのが分かります。
トッテナムvsウェストハムのような試合でも、赤い枠がついている方がコンピューターピックです。
各試合ごとのデータも確認可能
See Matchupボタンをクリックすることによって、どのようなデータに基づいてピックが選ばれているか対戦データを確認することができます。
マンチェスターシティとノッティンガムの対戦データを表示しているところです。現在のシーズン戦績、平均得点、試合結果が表示されています。そして広告的な感じでピナクルが猛烈に推されています。
各リーグの下部には過去100戦のピック戦績が
もう一度リーグ表示のページに戻り、下の方に移動すると過去100戦のピック戦績が確認できます。
To Winと表記されてあるマネーラインは負けていますが、ATS(ハンディキャップベット)やTotal O/U(トータルベット)を見ると、オープニングオッズによるピックではプレミアリーグで勝てているようです。
ただし、クロージングオッズでは苦戦をしています。プレミアリーグのコンピューターピックを参考にする時には、オッズが提示された早い段階でベットするのが良さそうです。
まとめ
幅広いスポーツでコンピューターピックを提供してくれるオッズシャークについて解説してきました。
日本語に対応していないサイトですが、大量にやってくるピックを参考にするだけなら英文を読む力は必要ありません。
「もっと気軽に大量の予想が欲しい!」なんて欲張りプレイヤーのお役に立てたのなら幸いです。
カテゴリ:ブックメーカー攻略