MGSとは?どんな決済サービスなのか特徴を分かりやすく解説!
- 2021/06/02
- 2021/06/28
「MGS」はブックメーカーなどで使えるプリペイド型のE-wallet(電子決済サービス)です。
ポイントゲートウェイというシステムを入出金に使っており、アカウントにある残高は「ポイント」として管理されます。
この記事では、MGSがどのような電子決済サービスで、どのような特徴があるのかを分かりやすく解説していきます。
目次
MGSの基本情報
MGSは正式名称を「Multi Gate System」と言い、プリペイド型のE-walletとしてブックメーカーなどで利用することができます。
MGSアカウント内にはポイントとして保管されるため、E-walletの中でもヴィーナスポイントのようなポイント交換サービスと近い雰囲気をもっています。
金融関係の会社としてパナマでライセンスをとっており、運営の所在地もパナマとなっていることが、下の画像からも分かります。
MGSは日本語対応
パナマのライセンスをとっているMGSですが、サイトやポイント送付サービスは日本語に対応しています。
銀行経由の出入金も海外送金ではなく国内銀行振り込みとなっています。
日本語対応ブックメーカーのような日本語ライブチャットはなく、サポートはメールのみです。
アカウントは日本円ベースのポイント制
MGSはポイントという形でアカウント内に保管されますが、そのベースとなっているのは日本円です。
「1ポイント=1円」という分かりやすいレートなので、直感的に残高を把握することができます。
MGSは細かいところに気が利いており、一部の画面では現在の北米ドルと日本円の為替レートを表示してくれます。
北米ドルベースのブックメーカーにポイントを送付する際、それがおおよその目安となります。わざわざ他のサイトにいって現在の為替レートを調べなくても良いので便利です。
ポイント送付に使うプリペイドIDはしっかり保管しよう
MGSのサイトでも注意されていますが、プリペイドIDはポイント送付やチャージ(MGSアカウントへの入金)などに使う専用の番号なので、他のユーザーに教えてはいけません。
▼下のサンプル画像のモザイク部分がプリペイドIDとなっています。
このプリペイドIDを紛失したり忘れてしまうと、このIDに紐づけられたポイントが扱えなくなるので、発行されたら大事に保管しましょう。
アカウントへのログインは画像選択と二段階認証あり
MGSはログインする際に画像選択によるチェックとメールによる二段階認証を採用しています。二段階認証は電話番号を使ったSMSではなく、Eメールを使います。
下の画像のように、二段階認証に使う6ケタの番号は登録したメールアドレスに送られてきます。
二段階認証用のメール送信(自分で送信タイミングを選べる)から番号を入力するまで60秒しか余裕がないので、MGSにログインする際には、すぐにメールを確認できる環境を作っておきましょう。
ポイント受け取りに使うのは口座コード
MGSではブックメーカーなどのポイントを送付する時はプリペイドIDを用いますが、ポイントを受け取る際は「口座コード」を利用します。
こちらはポイント送付には使わず、報酬を受け取るだけの番号なので、公開しても問題のないものになっています。
ブックメーカーから出金する際にはこちらの口座コードを使います。プリペイドIDで出金申請をしてもうまくいきませんので気をつけましょう。
入金と出金について
プリペイド型E-walletのMGSにおける入出金の情報を見ていきましょう。
MGSはポイント制という形をとっているため、この記事では、ブックメーカーへのやり取りはポイント送付、ポイント受け取りという表現を使っていきます。
そしてMGSのアカウント自体へのやり取りを入金と出金と表現していきます。
ポイントゲートウェイを経由した出入金
MGSアカウントへの入出金には、ポイントゲートウェイというサービスが使われています。ポイントゲートウェイは全ての出入金手段に関係するためMGSを使う場合は必ずお世話になります。
ポイントゲートウェイをはさむことによって手続きがややこしくなることはないので、身構える必要はありません。パナマで運営を行っているMGSとユーザーの間に代行者を挟むようなイメージです。
本人認証に必要な画像は3種類
KYCと呼ばれる本人認証書類のため、MGSでは3種類の画像を用意する必要があります。
- 運転免許証やパスポートのような本人写真つきの身分証
- MGSに登録した住所が記載されてある公共料金などの請求書
- 身分証と一緒に写っている本人の自撮り
写真付きの身分証や請求書はブックメーカーにも提出を求められる一般的なものですが、身分証を含めた自撮りはなかなか特徴的です。慣れていない人はちょっと苦戦するかも知れません。
KYC書類の提出手順については、他の記事で詳しく取り扱います。
MGSアカウントへの入金手段は3種類
▼MGSアカウントへの入金手段は三つ用意されています。
- 銀行振り込み
- コンビニ払い
- 電子マネー(エコチップ)
先に述べたように、全てポイントゲートウェイを経由します。
下のサンプル画像では銀行振り込みが選択されています。
別途記事を用意するためここでは詳しく述べませんが、一番便利そうに見える電子マネー(エコチップ)を利用すると、かえって手順が増えてしまいます。
とのいうのも、一旦、エコチップという電子マネーへの入金にコンビニ払いや銀行振り込みを行い、さらにエコチップからMGSに入金する操作が必要となるためです。
そのため、MGSに入金する際には、銀行振り込みかコンビニ払いがおすすめです。
元々エコチップを利用されている方であれば、そちらを使った方がスムーズでしょう。
実際に銀行振り込みで入金してみましたが、1時間もせずにアカウントへ反映されており、登録したメールアドレスへの通知も来ていました。
日常生活で行われる銀行振り込みとほぼ変わらないので、実用に十分耐えうる入金手段となっています。
日本円として出金する手段は銀行振込のみ
MGSアカウントへの入金手段は3種類用意されていましたが、出金手段は銀行振り込みのみとなっています。出金は入金同様ポイントゲートウェイを利用して行われます。
ポイントゲートウェイという中間地点があるため、出金は海外送金ではなく国内銀行振り込みとなっています。
しかしながら、手数料が「出金額の3%か1000ポイントのうち高い方」となっているため、少額の出金には向いていません。
■例
2500ポイント出金したい場合「2500の3%より1000の方が高くなる」ため、1000ポイントの手数料が引かれ実際に受け取れる額は1500ポイント分
このように、少額の出金は厳しいと覚えておきましょう。
ポイントを送りたい場合はプリペイドIDを利用
対応ブックメーカーへポイントを送付したい場合は、与えられたプリペイドIDを使って行ないます。受け取る場合も同様にプリペイドIDが必要になります。
先にも触れましたが、このプリペイドIDが他人に知られてしまうと、アカウントから勝手にポイントを送付される可能性がありますので情報を漏らさないようにしましょう。
報酬受け取りに使う口座コードも似たような番号をもっているので少しややこしいところがあります。あくまでMGSのメインはプリペイドIDです。口座コードはポイント受け取りに使います。
プリペイドIDに関しては情報が洩れるとポイントを勝手に送付される可能性がありますので、細心の注意で管理しましょう。
まとめ
プリペイド型E-walletであるMGSの特徴を説明してきました。
日本語対応ブックメーカーでよく見られる、エコペイズやヴィーナスポイント、マッチベターに比べるとマイナーな存在ですが、使い方はシンプルでセキュリティもしっかりしています。
ブックメーカーへポイントを送付する際と受け取る際に別々の番号を使うのも特徴的です。MGS対応ブックメーカー中心で遊ぶのなら、活用を視野に入れたいE-walletですね。
カテゴリ:入出金ガイド