ウィリアムヒルの競馬の賭け方を徹底解説!
- 2020/06/22
- 2021/11/17

ブックメーカーでは海外の競馬を中心に扱っていますが、表記に英語が混じったり、見慣れない用語があったりと初心者泣かせの面もあります。
今回はブックメーカーの代名詞的存在である「ウィリアムヒル」を使いながら、代表的な賭け方に実際にべットしながら、その仕組みについて解説していきます。
ウィリアムは英国を本拠地とするこの老舗ブックメーカーで、かなり競馬に力を入れています。日本の競馬もしっかり扱っています。
目次
ウィリアムヒルでの競馬について
ウィリアムヒルは競馬に力を入れているだけあって、アクセスしやすい位置に競馬が配置されています。
▼ウィリアムヒルへのアクセスはこちらから
下記の画像はスマホのものです。

マイナーなスポーツで遊ぶ場合、メインメニューを含め何度もタップする必要がありますが、競馬はすぐアクセスできる位置に配置されています。赤い枠で囲んだアイコンです。
今度は競馬のメインページに移動した後を見てみましょう。
日本の競馬で遊ぶ場合は「rest of world」を選択
▼競馬のメインページです。

ウィリアムヒルは各国の競馬を扱っているため、地域ごとにタブが分かれています。タブごとに、
- その他の地域
- バーチャル競馬
- 英国とアイルランド
- アメリカ
- オーストラリアとニュージーランド
- アメリカとオーストラリア
と地域が分かれています。
日本はその他の地域である「rest of the world」に含まれています。赤い枠で囲んだタブです。
タブでは地域ごとに分かれていますが、更にレースの時期で細かく分けられています。「本日」「明日」「土曜日」「将来のレース」といった具合です。
レース名や場所など、一部は英語表記に
ウィリアムヒルはサイトが日本語に対応しており、困った時お世話になるサポートもきっちり日本語対応となっていますが、一部のスポーツでは英文表記のままになっています。
日本の競馬も残念ながら英語表記となっています。とはいえ、地名や人名、競走馬名がそのままローマ字表記されているだけなので「英語表記だからベットしたいレースが見つからない!」なんてことはありません。
ウィリアムヒルが出す競馬オッズについて
日本の競馬(JRA)ではパリミュチュェル方式が採用されており、オッズは投票数の多寡によって決定します。(人気のある馬のオッズは低くなり、人気のない馬のオッズは高くなる)
控除率である20%を除いた金額が勝ち馬投票券購入者の間でやり取りされ、運営元が大きな痛手を負うことはありません。
それでは、ウィリアムヒルのオッズ形式を見ていきましょう。
基本的にはブックメーキング方式オッズを提示
ウィリアムヒルではブックメーキング方式を採用しているので、基本的には提示されたオッズによって払戻が行われます。甘いオッズをつけたブックメーカー側が痛手を負うケースもあります。
しかし、一部のレースではSP方式を採用しており、オッズをチェックしてベットすることができません。
思うようなベットができないSP方式
通常、競走馬の隣にはそれに対応するオッズが表記されていますが、そこに「SP」と記載されている場合、通常のブックメーキング方式と異なるSP方式にて払戻しを受けることになります。
SP方式は日本のものを含む一部のレースで利用されており、プレイヤーは最後までオッズを知ることができません。唯一、勝った時にだけオッズを確認することができます。
▼下の画像はウィリアムヒルによるSP方式の説明ですが、読んでもピンとこない内容です。

ざっくり説明すると「最終賭け率に従って払戻を行ない、オッズを提示しないこともある」というのがSP方式です。
ブックメーキング方式の利点である「その時のオッズをチェックし、有利だと思ったらベットする」ことができません。
オッズを気にせずにベットしたいのであれば、SP方式でも気軽に遊ぶことができます。
レーシングポストによる情報あり
ウィリアムヒルの競馬では、世界的な競馬情報サイトである「RACING POST(レーシングポスト)」による解説がチェックできるレースがあります。

英語ではありますが、その場でレースの情報をチェックできるのはありがたいです。
▼出走馬に関する簡単なレビューもついてきます。

そこまで英語が得意ではなくても、雰囲気程度はつかめる内容です。
元々競馬に詳しい方であれば、参考できる情報を独自にもっているかも知れませんが、競馬を始めたばかりのプレイヤーにはいくらかの目安となります。
特にオッズが表示されないSP形式ではオッズからその競走馬の強さを判断できないため、レーシングポストの情報がある程度の目安となります。
次からはベットの流れを具体的に説明していきます。
先ずは一番シンプルな賭け方からです。
一番シンプルな「単勝(ウィン)ベット」
ブックメーカーによって利用できる賭けの種類に差はありますが、どの場所でも間違いなく使えるのが単勝ベットです。その馬がレースに勝つかどうかを賭けるシンプルこの上ない賭け方です。
ウィリアムヒルでは「勝利に対するベット」と表現されています。対象となる馬が一着にならないと払戻しは行われません。
馬を選んで賭けるだけ
ウィンベットとも呼ばれる単勝ベットは、レースで一着になると予想される馬を選び、ベット額を入力し賭けるだけです。ややこしいオプションなどは存在しません。
< p>以降の文章では単勝ベットを「ウィンベット」と表現します。馬を選び、ベット額の欄に賭けたい額を入力し、下部にある黄色い『ベットする』ボタンを押して確定するだけです。
▼実際にベットした際の画面です。

対象のレースと競走馬、ベットした額と勝った際の払戻し額が表示されています。
SPはレース後もオッズ表記なし
あらかじめオッズが提示されているウィンベットについては、そのオッズに従って払戻しされますが、SP方式の場合はベット結果確認画面でもSP表記のまま処理されることがあります。
▼実際にSP方式でベットした際の画面です。

対象のレースと競走馬、ベットした額は表示されるものの、払戻額は表示されません。
自分の予想通りのオッズになったか確認したいベッターにとっては、SP方式は扱いづらい存在となっています。
クセのある賭け方の「イーチウェイ」
「イーチウェイ(each-way)」はその語感から「連勝のことかな?」と思われるかも知れませんが、実際は日本ではなじみのない独特の賭け方になっています。
下の画像は、ウィリアムヒルがイーチウェイべットを解説しているページです。

解説してくれているのはありがたいですが、SP方式の説明と同様、分かりやすいとは言えません。
実際にベットする際の情報を見た方がはるかに分かりやすいので、ベット時の画像を紹介していきます。
レースごとに定められた順位に入れば勝利
▼「イーチウェイ」にべットする実際の画面です。

まずは①を見て下さい。
『EW:1/4オッズ2順位』という文が表示されていますね。『EW』はイーチウェイのことを指します。
『1/4オッズ』はウィンベットの4分の1を払戻しするという意味で、その右に払戻しの条件が書いています。
ここでは2順位と書いてあるので「このレースでのイーチウェイは、ウィンオッズの4分の1を、2位以内に入ったら払戻しする」という意味になります。

イーチウェイに関する情報だけ抜き出して解説してみました。
レースによってオッズが割り引かれる率や着順の数値は異なります。
当然のことながら多くの馬が出走すればするほど、割り引かれる率は低くなり、指定される着順もゆるくなってきます。
ウィンベットから割り引かれたものが勝利金に
対象の馬が指定された順位以内に入れば、ウィンベットの勝ちから割り引かれたものが支払われるのが「イーチウェイベット」です。
たとえばオッズが10で、『EW:1/5オッズ3順位」という条件であれば、賭けた馬が3位以内に入れば、2.0というオッズで払戻しを受けることができます。
もし、イーチウェイベットの対象馬が一着をとった場合は、ウィンベットとイーチウェイベット両方の払戻しを受けることになります。
イーチウェイを選ぶとベット額が二倍になる
もう一度サンプル画像を見てみましょう。

イーチウェイベットはあくまでオプションなので、ウィンベット時にチェックボックスを使って利用することになります。②がそのオプションです。
イーチウェイオプションを利用すると③に表示があるようにベット額が2倍になります。
単勝用(ウィン)ベットと、着順用(プレース)ベットの2ラインができるため、ベット額も2倍となる感じです。
イーチウェイで勝つと下の画像ような結果を確認できます。

レースの後もオッズが表示されないSP方式ですが、アカウント履歴から勝利したベットの結果をチェックすれば、オッズを確認できます。
レースで1位をとれなかったためウィンベットでは負けたものの、プレースベットでは勝ったことが表示されていますね。
分かりやすいよう勝ったベット結果を赤い枠で囲んでいます。
「大穴すぎてウィンベットで勝てる気がしない」なんて時にベットサイズを半分に下げ、イーチウェイオプションを選ぶという使い方も。
惜しい展開になった時プレースベットで払い戻しを受けることができます。元々大穴であれば、割り引かれてもまだまだオッズは高いはずです。
連勝〇式を担当する「フォーキャストベット」
複数の馬を選んで賭ける連勝〇式はフォーキャストベットと呼ばれています。
順位まできっちり当てないといけない連勝単式は「ストレートフォーキャストベット」、順位に関係なく両方二着以内に入れば勝てる連勝複式が「デュアル(リバース)フォーキャストベット」です。
2頭の馬を選ぶと、下の画像のようにフォーキャストベットのオプションが出てきます。

サンプル画像ではフォアキャストと表示されたりフォレキャストと表示されています。
ウィリアムヒルによるフォーキャスベットの表記がゆれに揺れていますが、機能的には問題ないので気にしないでおきましょう。
それでは実際に、連勝単式(馬単)と連勝複式(馬連)に賭けたい場合の操作を解説していきます。
ストレートフォーキャスト=連勝単式(馬単)

順位まで指定するストレートフォーキャストベットの場合、①のボタンをタップして順位を設定します。矢印マークをタップすることによって順位を入れ替える形です。
予想通りの順番に1位と2位が並んだら、②の欄に希望するベット額を入力し、下部の『ベットする』ボタンを押します。
デュアル(リバース)フォーキャスト=連勝複式(馬連)
デュアル(リバース)フォーキャストベットは、順位を指定する必要がないので、赤い枠で囲んだリバースフォレキャスト(正確にはリバースフォーキャスト)の欄にベット額を入力し、下部に用意された『ベットする』ボタンをタップするだけです。

▼サンプルとしてデュアルフォーキャストのベット結果を貼ってみます。

1頭は2位以内に入りましたが、もう1頭が3位以下となったため、負けとなっています。
三連以上のベットも存在
三連単や三連複と呼ばれるベットにも対応しており、「トライキャスト」と呼ばれています。
順位まで指定するのが「ストレートトライキャスト(3連単)」、順位関係なく選んだ馬が3位以内に入れば勝てるのが「リバーストライキャスト(3連複)」です。
ウィリアムヒルではリバースを扱っておらず、「コンビネーショントライキャスト」という形で同じ結果が出る賭け方を扱っています。(全ての順位の組み合わせを自動的に設定するシステムベットです)
「マルチベット」は全て勝つ必要あり
スポーツベットには、マルチベットという賭け方が存在します。
これは複数のマーケットを選んだ際に利用できるオプションです。全てのマーケットで勝つ必要があるものの、オッズにボーナスがつきます。
遊び方の幅を広げるマルチベットですが、競馬で遊ぶ際には注意が必要です。
連勝〇式と間違えないよう注意!
マルチという名前の響きから、連勝〇式を想像されるかも知れませんが、あくまでウィンベットを組み合わせるのがマルチベットです。
1つのレースで馬を二頭以上選びマルチベットに設定すると、二頭の馬が同着でもしない限り必ず負けてしまいます。レースに勝てるのは一頭だけです。
連勝〇式はマルチベットではなくフォーキャストベットです。気をつけましょう。
同じレースで二頭以上の馬を選ぶと、フォーキャストベットのほか、マルチベットのオプションも必ず表示されるためややこしくなります。
マルチベットを試してみたい場合は、別々のレースから競走馬をピックアップしましょう。
まとめ
ウィリアムヒルでの競馬の賭け方について実際のベット結果をふまえながら解説してきました。
スポーツブックでの経験も競馬の経験も浅い場合、覚える用語が多くて大変だと思います。
今回の記事がみなさまのお役に立てたのなら何よりです。
カテゴリ:ウィリアムヒル(Williamhill)の詳細情報
WilliamHill(ウィリアムヒル)の始め方
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